本日はマニラで僕がおすすめするマニラ観光スポット10選です。これらはすべて僕が複数回立ち寄って実際に調べたものです。写真はモールオブエイジアから見るマニラ湾。今回ご紹介させていただきました観光スポットの詳細記事を一番下の欄にリンクしておきました。より詳しい情報を提供しておりますのでご興味を持たれた方はご覧くださいませ。
イントラムロス
マニラの古都。ここからマニラの発展がスタートします。500年前の中世にタイムスリップできる街。多くの旅行会社や海外旅行者たちがマニラで訪ねるべき観光スポット第一位に挙げております。旅行難易度は初級レベルでもOK。
見どころ
イントラムロスで見るべき所は二つ。世界遺産であるサンアグスティン教会とフィリピンカトリック教徒の総本山マニラ大聖堂。両方とも立ち入り無料です。
マニラ大聖堂
国民の83%がカトリック信者であり、カトリック教徒の総本山がこちらマニラ大聖堂。1981年と2015年にローマ法王もこちらを訪れています。4,500本のパイプを持つアジア最大のパイプオルガンも中にあります。1,581年に建造。その後天災、戦争などで破壊と修復を繰り返します。倒れても立ち上がる不屈の精神の象徴としてフィリピン国民に崇められております。
サンアグスティン教会
1571年に建造されたフィリピン最古の教会。天災や戦争の被害を免れ建造当時の姿をとどめており史跡的にも非常に価値の高い建造物と言われています。1993年に世界遺産として登録。教会では信者による結婚式場としても利用されています。週末に行けば高確率でフィリピン人同士の結婚式を見れます。
その他
中世時代に海からの侵略にそなえて作られたサンチャゴ要塞、マニラ市全体を360度パノラマで見渡す事ができる展望スポット(イントラムロスの中にあるベイリブというホテルの屋上)などもあります。
治安と観光パターン
イントラムロスは一つの大きなブロックなので中にはスラム的な居住地もあります。ですがサンチャゴ要塞、マニラ大聖堂、サンアグスティン教会は一本の大きな道でつながっているのでそこを歩く分には問題ないと思います。各スポットとも徒歩5~10分で移動できます。訪問時間は午前中が望ましいです。お昼に帰るか昼過ぎくらいに帰るかですね。
回り方としては徒歩、あるいは自転車のサイドカーに乗せてもらうガイド、馬車ガイドがあります。ガイド付きで自分で自転車をこいで主なスポットを回るツアーもあります。
イントラムロス見学終了後には近場にチャイナタウンとオーシャンパークという水族館があるのでそちらに移動されて午後を過ごされてもいいと思います。
アクセス
移動はタクシーがいいですね。マカティ―からでも30分くらいです。500円もかからないです。タクシードライバーには『イントラムロス』ではなく『インタムーロス』とムーを強調して告げてくださいませ。たぶん『イントラムロス』だとわからないと思います。最寄り駅はLNR1号線セントラル駅ですが、そこからでも遠いのでタクシーを使う事になります。イントラムロス付近はタクシーが頻繁に走っていますので帰りはそれほど心配ないと思います。
関連動画
こちらイントラムロスを見て回る自転車ツアーに参加した際の様子の動画です。
カルティマール市場
ここはマニラのど真ん中にある総合市場です。ただアジアのけたたましい熱風という雰囲気ではなく結構上品です。区画内はよく整理されていてきれいです。
見どころ
品種別で取り扱う商品の区画が区切られています。総合生鮮魚介野菜市場、ペットコーナー、日本総菜コーナー、靴と衣料販売コーナー、お米コーナー、食器コーナー、盆栽園芸コーナーなど。
靴屋が一番多いです。一つのエリアにいろいろなコーナーが密集しているので散歩がてらに見て回りながら楽しむという遊び方になります。魚市場では生のウニ、マグロとサーモンの刺身切り身を安値で交流できます。ハッチン、だるま、神楽、あすかなどの日本食品や物品を扱う雑貨店があります。だるまなど3軒並ぶ日本雑貨店の隣にタホという豆腐に黒蜜をかけた絶品スィートの店があり、店内で食べられます。Oden Houseという日本人経営の飲食店やブルーワンダーという廉価だが本格的でおいしいコーヒー専門店もあります。グルーっと回って食事して、スィーツを食べて、コーヒーも飲んで時を過ごすという感じです。ウインドショッピングには持ってこいの場所です。
治安と観光パターン
マニラ湾岸から近いのでそれほど治安がいい場所ではありません。ただ市場内を散歩してみて回る分には問題ないでしょう。スリには要注意。こちらも朝から昼過ぎの滞在でいいと思います。安全時間帯というのもありますが、カルティマールの多くのお店が朝早く開店し、昼過ぎにはお店を閉めてしまうからです。
アクセス
マカティからタクシーで500円もかからないです。通常は入り口となるマクドナルドの前付近で降ろされます。そこからまっすぐ行くと靴屋がたくさん並んでいます。突き当りはOden Houseと雑貨店神楽があるビル。突き当り手前右側にハッチン、あすか、だるまとタホの店が並んでいます。
マクドナルドの道の右側のブロックは園芸、ペットショップ、飲食店、自転車コーナーなど、左側は生鮮魚介野菜市場、靴屋、衣料品店、ブルーワンダーなどがあります。
Oden House前あたりで降ろすタクシーもあります。
電車を使える方でしたらLNR1号線ヒルプヤット駅から徒歩5分ほど。高架上線路の右側をバクララン方面に400メートルほど進みますと前述したマクドナルドがあります。
関連動画
カルティマール市場を見て回った際の動画です。駅からの移動方法もビデオに収めました。
モールオブエイジア(MOA)
フィリピンで4番目に大きなショッピングモール。ここからタクシーで20分ほどで第1位のSM North EDSA、第3位のSMメガモールオルティガスがありますが、4番目をあえて選ぶ理由はその解放感です。他のモールが天井が高く、お店エリアが凝縮している感じを持つのですがこちらは天井が低く横に広いです。体感的にはここが一番大きく感じます。写真はMOAの大広間。フィリピン全国の空手少年少女たちが技を披露しております。
治安と観光パターン
ただどこまでも歩いてウィンドショッピングをするような所です。だだっ広いので特定のものを探すのには少し手間がかかります。建物は多くが吹き抜けとなっており、マニラ湾のすぐ目の前です。歩いているだけで楽しいです。何か面白いものを偶然みつけたら買ってもいいかなくらいの感覚でいいと思います。日本のレストランもたくさんあります。遊園地と観覧車があるのでデートや家族連れでもいいです。マニラ湾とMOAは歩道橋でつながっています。マニラ湾の防波堤を海を見ながら散歩するのもありですね。大してお金を使わずに解放感と贅沢を感じられる場所です。治安ですがMOA施設内なら問題ないでしょう。
アクセス
マカティからタクシーで渋滞がなければ10分ほど。タクシー代は500円かかりません。パサイのMRTタフト駅やバスターミナル付近からジプニーで移動する方法もありますが、この移動手段はマニラ旅行上級者向けです。徒歩圏内に電車駅はありません。
ダンパ
中規模なお魚市場とそれを取り巻く海鮮レストランの複合市場です。マニラ湾の近くに位置します。市場で魚介類を買って、それを隣接するレストランに持ち込んで料理してもらうというパターンです。
治安と観光パターン
一人ではなく最低でも2名で行かれたほうがいいです。願わくば5~6名でワイワイ宴会をやるパターンが一番のおすすめです。
単に食事をするだけでなく、市場を見て回りながらお店の人と触れ合う別の楽しみがあります。一度行けば2~3時間は過ごせるでしょう。
観光+宴会のセットです。
ダンパは築地のようなひとつの一角になっています。施設内なら治安の心配はいらないでしょう。但しスリは注意したほうがいいです。
生の調理もありますがフィリピンに慣れていない方はレストランで火の通っている料理をおすすめいたします。ロブスターのチリソース、イカのアドボ(イカ墨煮)などがおすすめです。あさりのショウガスープや蒸しオイスターなどもいいです。
アクセス
一番近い有名施設はモールオブエイジア。タクシーで5分ほど。タクシー代200円かかりません。最寄り駅は徒歩ですと遠いです。マカティからですとタクシーで500円以内で行けるはずです。昼過ぎにモールオブエイジアをぶらり見学して夕方にダンパに行かれるというエンジョイプランでもいいでしょう。
関連動画
こちら家政婦さん2名をつれてダンパで食事をした際の動画です。
チャイナタウン
マニラ・チャイナタウンの歴史はスペイン侵略前から始まっているので相当古いです。日本の室町時代にはすでに多くの中華移民がフィリピンにいました。
チャイナタウンは横浜のように中華レストランが中心の街ではありません。もちろん中華レストランもありますが、貴金属店、フルーツ市場、中華食料品店、中華工芸品展などもありそれらがひとつになってマニラビノンド地区に中華街を形成しております。
治安と観光パターン
マニラ中華街の散策はビノンド教会をスタート地点とし、2kmくらい先にあるLRT1号線キャリエド駅を終点とすればいいです。両区間をつないでいるのがオンピン通りです。オンピン通りに沿って歩いていけば中華街の中心地を歩くことになります。ウインドショッピングをしながらゆっくり歩けば2時間くらいの散歩になります。ビノンド教会の正面に立って右側に細い道があります。そこを50メートルほど歩くと右側に日本人のブログなどでもよく紹介されている東北餃子店があります。水餃子の店でなかなかおいしいです。オンピン通り沿線にもお茶屋さんやラーメン屋さんがあります。ゴール終点近くまで行きますと貴金属店が並びます。地元の人たちによるとフィリピンで一番金が安く手に入るのはここだそうです。キャリエド駅の下はそのままキアポ市場です。ディビソリア、バクラランとともにマニラの大市場として知られています。ここのマーケットをぶらつくのもいいでしょう。ただキアポはスリが多い事で悪名高いので身の回りの貴重品はご注意くださいませ。
治安ですが午前中から夕方くらいまでの日が明るい内にオンピン通りを歩くのであれば問題ないと思います。トラブルになりそうな雰囲気はありません。夜は行ったことがないのでわかりません。
写真は東北餃子の水餃子と玉子トマト炒め。
アクセス
ビノンド教会へはタクシーかフェリーを使います。マカティからタクシーで30分ほど。500~600円くらいです。フェリーボートはMRT3号線グアタルーペ駅の近くから出ています。船賃は100円程度。これはこれで楽しい旅になります。但し日曜日は運航しておりません。ビヨンド教会の前にある中華門近くのエスコルタ・フェリーボート駅で下車。船を降りると目の前に橋があり、橋に上がる階段を上ると右側に大きな中華門が見え、その先がビノンド教会です。
帰りは注意が必要です。キャリエド駅周辺でなかなかタクシーを捕まえられなく断念した経験があります。Grab、Uberなどを使ったほうがいいです。あるいはキャリエド駅で電車を利用します。
イントラムロスから近いので午前中イントラムロスを見て回ってランチと散歩を兼ねてチャイナタウンに移動するというパターンでもいいと思います。あるいはグアタルーペから船でマニラの中心を流れる川を下って遊覧を楽しんだあとにチャイナタウンに入るというパターンもあります。グアタルーペはマカティの一角です。
関連動画
足で調べたマニラおすすめ観光スポット10選②に続く