マニラ市内には3つの電車が走っています。乗り方は全部同じです。本日はMRT3号線クバオ駅からマカティのあるアヤラ駅までの移動をベースに電車の利用方法をご案内させていただきます。
クバオ駅
マニラ市内を歩いていると上記写真のような歩道橋が無数にあります。単なる歩道橋の場合もありますし、駅の場合もあります。駅の場合は上がったところに横長の建物があります。こちらはMRT3号線クバオ駅。
階段を上がるとチケットカウンターと改札口があります。マニラには長距離大型バスターミナルの集中しているエリアが二つあり、北側がクバオ、南側がパサイです。クバオのその他有名施設としては大型コンサートホールがあります。
チケット売り場では行先を告げ、料金を支払いチケットカードをもらいます。いつ行っても10人くらいはカウンター前に並んでいます。一度平日の朝9時ごろに乗ろうとすると歩道橋階段の地上まで行列をつくっていたので利用を諦めてタクシーで移動した記憶があります。土日は比較的空いています。
ホームに行く前にボディセンサーチェックと手荷物センサーチェックがあります。
改札口から入場する際にタッチパネルに乗車チケットを振りかざします。緑のランプがつけば通過OKのサインです。乗車チケットは表が黄色、裏が白。タッチパネルに認証してもらうのは白の部分です。
電車の移動
駅ホームへはエスカレーターで上がっていきます。
MRT3号線はマニラ国際空港近くにあるバクララン地域とマニラの北の端であるノースステーションを結びます。距離は17㎞で13駅あります。
運行時間は朝5時30分から夜10時まで。(2019年2月現在)
MRT3号線の停車駅はマカティ、フィリピン第二の産業地区であるオルティガス、フィリピン最大のショッピングセンターがあるSMノースショッピングモール付近など、マニラの比較的上品な街を停車通過します。
アヤラ駅(マカティ)
マカティの駅はアヤラ駅という名前です。マカティの一等地を占める施設はグロリエッタとグリーンベルト。その運営を行っているのがアヤラグループであるのでそこから駅の名前が由来します。
アヤラ駅の出口を下車するとそのままマカティの中心地ですので非常に便利です。
アヤラ駅改札を出ると右斜め2時の方面に歩きます。
階段を降りるとすぐにマカティ中心部です。前に見えるのはSMマカティ。その隣にグロリエッタ4があります。
電車利用の留意点
- 荷物検査、ボディ検査があるので電車内での凶悪犯罪などは聞きません。但しスリは多いようです。車両混雑時は要注意です。
- マニラ市内は車の渋滞が慢性化しているので電車の乗り方を知っていると時間を計算できます。
- MRT3号線はマニラ市内内陸部を南北に走ります。マカティ、ボニ、ショーブルバード、オルティガスなど上品な街を通ります。
- LNR1号線はマニラ湾に沿って南北に走ります。フィリピン最大のスラム街トンド、風俗街であるマラテ・エルミタ地区やパサイ地区を通ります。治安はあまりよくありませんが刺激的な街が多いです。
- LNR2号線はマニラを東西に結びます。観光地として有名なのはマラカニアン宮殿くらいです。LNR1号線とMRT3号線への乗り換えは駅が少し離れているので便利ではありません。
- MRT3号線のタフト駅とNRT1号線のEDSA駅は専用通路で連結されております。地上に降りずとも乗り換えできます。
関連動画
こちらクバオ駅からアヤラ駅までの移動手順を動画でまとめたものになります。