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シャッターが閉まっているショッピングセンター内にある添付

フィリピンでは首都マニラがあるルソン島や国際観光地であるセブ島を含むほぼ全土でロックダウンが続いております。ロックダウン宣言から1か月たったルソン島中部アンヘレス・シティの様子をご報告いたします。

フィリピンのロックダウンで実施されている事

  • 国際線、国内線の停止
  • ライフラインに関わる業種を除く一般企業や店舗の営業停止
  • 住民は24時間外出禁止
  • 各世帯で代表者1名のみ、食糧調達、銀行、病院への外出は許可
  • 各バランガイ(最小自治単位)にチェックポイントを設置し、軍と警察が取締り
  • 外出時はマスク着用必須
  • ショッピングモールは閉鎖
  • 飲食店はドライブスルー、テイクアウト、デリバリーのみ
  • スーパー、コンビニ、ドラッグストア、商店は営業可
  • タクシー、ジプニーなどの交通機関の停止

ドゥテルテ大統領は反抗する者に対し軍や警察官に発砲許可を与えると宣言。

通行証

外出通行証

ロックダウン下では外出禁止、自宅待機というのが基本ですが外出通行許可書(写真)を携帯していれば自分が属するバランガイ内での移動は許されています。但し外出目的は食料調達と医療治療、薬品調達などに限定されます。通行証は一世帯一枚のみ発行されます。たとえば自宅が浅草の場合通行証を持っていれば浅草寺や雷門、六区などには行けるが隣町の上野には行けないという感じです。アンヘレス・シティから5㎞ほど離れた夜の街で有名なバリバゴへは通行証を持っていたとしても移動できません。

土曜日午後のショッピングセンター

スーパーの入り口
僕も24時間自宅待機。その生活が1か月続いております。但し毎週土曜日午後2時から1時間ほど近所の方の車に乗せてもらって食料品を調達しに行きます。ショッピングセンター自体は閉まっていますがその中にあるスーパーと一部食堂、ドラッグストアなどは営業しております。
僕は外出時当然のことながら通行証を携帯しますが、これは一世帯に1枚しかないので僕が外出している間は僕の寄宿舎にいる人たちは外出できなくなります。


物不足という感じはありません。肉もパンも野菜も果物もお菓子も生活必需品もロックダウンから1か月経過した今も普段通り売られています。


レジも混雑しておりません。少し並びますが通常の土日の夕方ほどの混み具合でもありません。人々は若干離れていて気持ちソーシャルディスタンスを意識しているようです。


ショッピングセンター内にぽつんと開いていたピザハット。但しテイクアウトとデリバリー専門です。レストラン内での食事は不可。街の通りにカフェなどいくつか空いている店を見ましたが全部テイクアウト専門です。
ジョリビーやマクドナルドなどの大手ファストフードショップは全休です。

ショッピングセンター周辺


公共交通手段はすべて遮断。ジプニー、タクシーはすべてストップ。自分が属するバランガイ内でなおかつ通行証を持っている人間あるいは車、バイク、自転車などの保有者のみ移動可能。トライシクル(客車付きバイクタクシー)が何台かショッピングセンター前で待機していました。違反なのか、あるいは特定人数だけトライシクル営業が認められているのかよくわかりませんが、これがないと困ってしまう人が大勢いる事は間違いないです。

ドラッグストアWatson
写真は医療品と生活必需品を販売する大手Watson。開業はしていますが、周辺に人通りはありません。

セブンイレブン店内
セブンイレブン店内の様子。現金と商品のやりとりはビニールの下の穴で行います。対策は立派なものではありませんが、人々のコロナに対する危機感は十分伝わってきます。

ロックダウンの効果は?

コロナウィルスが発生拡大してからもフィリピンは感染者数トータル 4人という数字で1か月以上踏ん張っていました。増えだしたのは3月10日。感染者数はトータル30名。3月13日にトータル57名。この日にドゥテルテ大統領はロックダウンを宣言。3月16日から実行。拡大初期段階で最も早く効果的な手を打った世界のリーダーと言えるでしょう。3月の末から一日100~200人くらいのペースで感染者が増えていきましたが混乱は見えません。4月12日現在フィリピンコロナ感染者総数は4,428人。暴動や略奪が起こったという話も聞きませんし、大幅に感染者が増加した事もありません。もちろん医療崩壊もありません。1か月の国家レベルによる経済活動ストップや国民の自宅軟禁など大きな損失と不具合はありましたが峠は越えたように見えます(願います)。今のところロックダウンは4月30日まで続く予定です。
これだけ徹底的にロックダウンを続けても世界規模で見れば少数ですが感染者は増加しております。僕はフィリピンより日本の先行きのほうがよっぽど心配です。

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