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ゴルゴダの丘で磔にされているキリスト。フィリピンの演劇です。フィリピンの2大ビッグイベントはクリスマスと復活祭(イースター)です。日本でいう盆と正月のような感じです。
本日はホーリーウィーク(聖なる1週間)と呼ばれる復活祭で繰り広げられるイベントや人々の様子をご紹介いたします。地域はマニラ北部アンヘレス・シティです。

赤い背中の人たち

背中が血で染まった人たち
イースター期間中背中が真っ赤に血で染まっている男性のひとたちをフィリピン全国津々浦々で見かける事ができます。
この人たちは鞭で自分の背中を叩いたり人に叩いてもらったりしています。背中は血だらけです。
このしきたりはイエスキリストが磔された苦痛を少しでも分かち合おうというものであり、神に対して侵した罪を清めるものです。
キリスト国フィリピンの人たちの間では聖なる行為とみなされています。
写真の人々はキリスト十字架刑の演劇イベント会場で見つけました。

キリストの苦難

2019年4月19日金曜日にキリストの磔刑から崩御にいたるまでの過程を描いた演劇がアンヘレス・シティで開催されましたのでその一部をご紹介いたします。

ゴルゴダの丘

ゴルゴダの丘に到着後ローマ軍人の鞭をうけるキリスト
キリストは磔の舞台となるゴルゴダの丘まで十字架を担いで1.6㎞の道のりを歩かされます。
写真はゴルゴダの丘到着後にローマ軍人から鞭を受けるキリスト。

磔の刑

キリストが十字架にかけられているところをドローンで空から空撮
聖書によりますとキリストが磔の刑に処せられたのは西暦30年4月7日金曜日。不吉とされる13日の金曜日ではありません。磔は当時の法律では最も重い処刑方法。
ユダヤ教を非難したことにより死刑判決を受けます。
磔は朝9時に始まり6時間後のキリスト死亡とともに終了いたします。

キリストの亡骸を抱きかかえて慟哭する聖母マリア
この日は2019年4月19日の金曜日。演劇のクライマックスであるキリストの死亡時刻も聖書と同じ午後3時でした。
キリストの亡骸を抱きかかえるのは聖母マリア。このシーンを題材にしたミケランジェロの有名な彫刻がバチカンに飾ってあります。

演劇会場に集まった市民
イースターと呼ばれる復活祭は月曜日から日曜日まで1週間続きます。ホーリーウィーク(聖なる1週間)とも呼ばれます。期間中クリスマスがそうであるように多くの店が休みます。ホーリーウィークの半ばである木曜日から最後の日曜日までの4日間は国家の公式4連休です。
写真はキリストの野外演劇を見るために集まったアンヘレス・シティの市民たち。

復活

アンヘレスシティにある教会。教会の中ではキリスト復活に備えミサが行われています。
キリストは生前弟子たちの前で『私は磔にされその3日後に復活する』と予言しています。
写真はアンヘレス・シティにある教会。キリストの復活を祝うため人々が続々と教会に集まっています。教会の中ではミサが行われています。時間は午後10時30分。復活イベントまであと90分。復活の予言は『3日後』でしたのでイベントは月曜日に行われるべきだと単純に思ってしまうのですが、やぼな事はこれ以上言いません。ヨーロッパでも南米でも復活・セレモニーは必ず日曜日に行われます。
聖書によりますとキリストは磔後にいったん地上に出現して何人かの弟子たちに会い、その中の一人にこれから天に昇り父である神と会うと告げています。

神とキリストの合流シーン。神とキリストは銅像です。それを取り囲んで祝福する群衆
午前零時日曜日。キリストが神との合流を果たし完全復活。このイベントで1週間にわたる復活祭は幕を閉じます。

動画

こちら今回の復活際を動画でまとめたものとなります。

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