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自転車で石造りのトンネルを駆け抜ける

多くの世界旅行会社がマニラ一番の観光名所として名前に挙げるイントラムロス。マニラ最初の計画都市であり、今日のマニラ繁栄の始祖的役割を果たしました。
イントラムロス(イントラムーロスという発音が近いです)はスペインの統治下で400年の間フィリピンの政治、経済、軍事、宗教の中心となった場所です。

本日は古都イントラムロスを手作り竹自転車で周遊するツアーに参加した様子をお伝えいたします。

動画

こちら今回のツアーをまとめた動画になります。

集合場所

自転車に乗って事務所から街へ移動するツアーグループ
ツアーの集合場所はサン・アグスティン博物館の中にあるBambike Ecotoursの事務所。朝9時30分集合。ツアー費用は1200ペソ(約2,520円)。レンタルバイク費用、イントラムロスの看板である世界遺産サン・アグスティン教会、マニラ大聖堂、サンチャゴ要塞を軸とするガイド付き自転車周遊ミニ旅行、レンタルバイク(竹自転車)、施設入館料、ミネラル・ウォーターが含まれています。チケットはインターネットから購入。事務所先にたくさん並んでいる竹自転車から自分に合いそうな物を選びます。特別な説明やオリエンテーションなどはなくツアーガイドについていくだけです。ツアーは英語。でもわからなくても黙ってついていけばなんとかなります。午前10時自転車ツアースタート。

世界遺産サン・アグスティン教会

サン・アグスティン教会の全景
最初の訪問地は世界遺産サン・アグスティン教会。事務所のとなりにあります。徒歩1分。わざわざ自転車に乗るまでもない距離です。
1572年に建造されたフィリピンで一番古い教会です。1993年に世界遺産として認定。

サン・アグスティン教会内部の本尊
ガイドのセビィさんによりますとイントラムロス敷地内の建物の9割は過去の戦争や天災9割で破壊されたましたがサン・オグスティン教会は奇跡的に被害を免れ原型をとどめているので史跡価値が非常に高いとの事。
教会内部花壇
この教会は信者たちの結婚式場としても利用されています。この日の午後も結婚式が予定されていました。但し結婚式典とミサ進行中は一般人が立ち入る事は禁止です。

砲台

街を自転車で通り抜けているツアーグループ
サン・アグスティン教会見学後に本格的な自転車移動が始まります。次の行き先は砲台。

大砲は第二次世界大戦中に旧日本軍が対戦艦用に設置したもの。
この日の参加者はツアーガイドセビィさん、私、それと中華系のカップル2名で合計4名です。

砲台ではツアーガイドのセビィさんがフィリピンの大まかな歴史を英語で説明してくれました。

高台の丘

街を自転車で駆け抜けているツアーグループ
砲台のあとにスペイン王朝のために建てられた離宮を見学し、その後に見晴らしのよい高台の丘に移動。

マニラの高層ビル群
高台の丘からマニラをよく見渡せます。


ゴルフ場の向こうはマニラホテル。マイケルジャクソンやビートルズも宿泊した一等ホテルだそうです。

美人モデル
丘の上では美人モデルの写真撮影会が行なわれておりました。

マニラ大聖堂

街を自転車で駆け抜けているツアーグループ

高台から昔中華系の移民の人たちが集まって暮らしていたイントラムロス内の特別地区に立ち寄ったあとにマニラ大聖堂に移動します。
マニラ大聖堂

フィリピン国民の8割がカトリック。そして信者たちの総本山がこちらマニラ大聖堂です。1581年に建造。戦争と自然災害で5回破壊されましたが、そのたびに再建されました。現在は6代目。決して諦めない不屈の精神の象徴としてフィリピン国民に崇められております。

訪問時にはミサが行われていました。2015年にはバチカンのフランシスコ法王がこちらを訪れています。

サンチャゴ要塞

サンチャゴ要塞の防壁
サンチャゴ要塞はスペイン、アメリカ、日本などの戦乱の舞台になりました。フィリピン建国の父と呼ばれる独立運動指導さホセ・リザールが処刑前に収監されていた場所としても知られています。
ガイドのセビィさんによりますとイントラムロスはラテン語で『壁の内側』という意味だそうです。防壁に囲まれる要塞。イントラムロスの名前の由来はここから来ているのかもしれません。

地下壕
地下シェルターです。戦争という自分とは無縁とおもっている存在が身近に迫ってくるのを感じました。


要塞を歩いていると白いドレスのきれいな若い女性が地べたに横たわっているのを発見。一瞬ぎょっとします。
18歳の誕生日を祝う記念写真だそうです。本格的な機材を揃えた本職のカメラマンが撮影していました。お祝いだからと言って私にも撮影を許可してくれました。

サンチャゴ要塞から見るマニラ大聖堂
サンチャゴ要塞見学後に帰途のためBambike Ecotoursの事務所に戻ります。事務所に戻ったのは11時50分。約2時間のツアーでした。サンチャゴ要塞から事務所まで自転車なら5分以内の距離。写真はサンチャゴ要塞からマニラ大聖堂方面を眺めています。

おわりに

自転車でマニラ大聖堂の近くを駆け抜けるツアーグループ
イントラムロスは今回で4回目になりますが、今回が一番楽しかったです。イントラムロスの面積は67ヘクタール。東京ドームの約14個分。過去3回の訪問はマニラ大聖堂などいくつかピンポイントで観覧する急ぎ足見学でしたが、今回は竹自転車という翼のおかげでイントラムロス全体を知る事ができました。心地よい風を受けながらタイムスリップして中世の町並みを自転車で駆け抜けます。私にとっては贅沢な時間になりました。
ツアーはすべて英語ですが、難しい説明などは何一つありません。ガイドについていけばいいです。車が走る公道では日本と同じように端に寄ったりして注意を払う。歴史的建造物の中に入れば、見て感じたものを楽しむ。機会があればチャレンジなさればと思います。

Bambike Ecotoursの紹介

竹自転車の手入れをするスタッフ
ひとりのアメリカ青年がフィリピン貧困地帯の人々を救済するために思いついたのがBambike作り。Bam=Bamboo=竹。フィリピンでふんだんに取れる竹をメインボディにした地元民による自転車の手作り製造です(部品の部分は日本製だそうです。)
竹バイクのいいところは軽い事。女性でも楽にペダルをこげます。Ecotourの名前の通り地球にやさしいです。作りはかなり頑丈。ひとつの竹の自転車を作るのに半年かけます。竹を採取して、煮たり、燻製にしたり塗料を塗ったりしてじっくりと耐久性を高めていきます。地球にやさしく、軽くて耐久性がいい自転車とあって、世界中から注文があるそうです。手作り自転車という新たな職を得た貧しい地域のひとたちはBamboo Bikeのおかげで学校に子供達を通わせ、先生を雇用する事もできるようになりました。
これらの事は事務所に保管してある紹介ビデオで学びました。但しビデオウォッチングはツアーの中に含まれているものではなく、私が頼んで見せてもらったものです。
Bambaike Ecotoursの事務所内
Bambike Ecotourではイントラムロス、マカティ、ボニファシオなどマニラの有名どころで毎日午前と午後に竹自転車ツアーを開催しております。お問い合わせや予約はこちらになります。

BamBike Ecotours

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