マニラ市内の電車利用法

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マニラ満員電車の中の様子

マニラ市内を走る3つの高架式電車

プラットフォームの様子
マニラで動く場合困る事があります。時間を読みにくい事です。マニラ市の面積は東京23区ほど。そこに東京都とほぼ同じ1,200万人の人口がいます。主な移動手段はジプニーとタクシーです。外国の大統領や首相が来られますと通行止め区域が指定され途端に長い渋滞になります。普段はタクシー1時間で移動できる距離が車両が多い金曜日の夜だったため3時間かかったという経験もあります。そこで重宝するのが電車です。時間が読めます。
マニラ市内を走る電車は3本。MRT1、MRT2、MRT3です。区間距離は15km~18kmくらい。山手線、丸ノ内線、大江戸線、浅草線など数十のラインが入り乱れる東京と比較しますとすこし心細いですがそれでもマニラ国際空港を除くマニラ市内のほぼすべての主要地に時間を計算しながらたどり着ける事ができます。
海側のLRT1、陸地側のMRT3、その二つを東西で結ぶようなラインがLRT2です。駅間の移動時間は2分から4分くらいです。駅数はLRT1が20、LRT2が11、MRT3が13で合計44駅です。運賃は乗車距離に比例しますが大体13~24ペソ(32円~55円)です。
MRT路線マップ

マニラ電車のセキュリティ

マニラの市内電車で凶悪な犯罪は聞きません。ですがスリがいるので電車内では持ち物の管理をしっかりなさったほうがいいです。財布はショルダーバッグに入れてショルダーバッグなどは前に抱えるなど。
MRT3線にマカティやオルティガスなどフィリピンを代表するビジネス産業街があります。この辺の治安はいいです。一方LRT1線のペドロヒル駅やタクララン駅周辺は地元の人も治安がよくないので歩かないほうがいいと指摘します。海側の沿線を走るLRT1線周辺地域は内陸部中心のMRT3線より全体的に治安面で劣ります。

遠くから写した電車全体図

乗車方法

駅の見つけ方

地上から見える2階の駅
MRTのほとんどの駅は道路沿いの階段で上がっていく2階か3階にあります。線路沿いを歩いて見上げればあります。

切符売り場

チケットカウンターに並ぶ人たち
まずはチケット売り場でチケットを購入します。シニアやハンディキャップの方優先の売り場も併設している場合がありますので途中割り込まれても腹を立てないでください。

金額はカウンターの横のボードに書いてあります。
自分の順番が来れば行き先を告げてくお金をお支払いください。すると表が白にオレンジのライン、裏側が黄色のカードを手渡されます。
切符カードの表と裏

セキュリティチェック

荷物チェックゲート
自動改札口を通過する前にセキュリティチェックゲートの検査があります。

自動改札口(乗車時)

自動改札口チェッカー
カード白の部分を上、黄色の部分を下にしてカードを自動改札口チェッカーに振りかざし通過します。

自動改札口(降車時)

切符カードの差し込み口がある自動改札口

切符カードを差し込む部分
出るときは自動改札口Insert(挿入口)にカードの白部分を上、黄色部分を下にして差し込んで通過いたします。カードを吸い込んでくれます。

動画

こちらMRT3号線のクバオ駅からマカティがあるアヤラ駅までの実際の移動様子を動画でまとめたものになります。

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