イロイローバコロド間をフェリーで移動する方法

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フィリピン中部にあるバナイ島の州都イロイロとネグロス島の州都バコロドを結ぶ定期フェリーの利用方法をお伝えいたします。
どちら側からも1時間から2時間の間隔で朝から夕方まで出ています。どちらの港も州都の中にあるので到着後の移動は非常に楽です。移動時間は1時間20分。(2020年2月下旬現在)

イロイロとバコロドとセブとボホールのグーグルマップ

イロイロ港

チケットカウンター

イロイロ港のチケットカウンター
イロイロ市内ならどこからでもタクシーで200~300円でバコロド行きの港に連れて行ってもらえます。運転手には『Ferry port to Bacolod』で通じます。写真はフェリーチケットカウンター。Weesam Express, Super Cat, OceanJet, Fast Catの4社の窓口があります。

時刻表

Weesam Expressの時刻表
港に到着した時刻から4社の中で一番最初に出発するフェリーに乗ればいいでしょう。こちらはこの日に利用したWeesam Expressの時刻表。始発は朝6時30分。最終便は夕方4時45分。他社のフェリーも似たような時間枠です。ただOcean Jetは一年の内期間限定で夜7時と8時30分にフェリーを出す事があります。(要確認)

運賃

Weesam Expressの運賃表
こちらWeesam Expressの運賃表。
ファーストクラスは大人が385ペソ(約847円)、一般クラスが335ペソ(約737円)、エアコンなしのエコノミーが275ペソ(約605円)です。他の3社と比べ同じ又は数十円高い程度です。
イロイロ出発でもバコロド出発でも運賃は同じです。
これ以外に港使用料がかかります。イロイロ港出発は30ペソ(約66円)、バコロド港出発は40ペソ(約88円)。

フェリー

港に停泊するWeesam Express
イロイロ‐バコロド間の飛行機便はありません。強引に飛行機で行くのであればセブかマニラ経由の乗り換えになるので手間と時間とお金がかかります。二つの都市間の移動ならフェリー一択になるでしょう。乗船する時にチケットと港使用料領収書を見せます。

船の上
片道1時間20分の旅です。ただ風が強い日は速度をゆるめるのでもう少し時間がかかるそうです。この日は8時10分イロイロ出発。バコロド到着は9時35分到着。快晴で波は穏やか。快適な旅でした。

エコノミー乗客室
部屋はファーストクラス、一般、エコノミー(上の写真)に分かれます。ファーストクラスと一般はテレビとエアコン付き。ただ一般は船底方面に位置します。ファーストとエコノミーは同じフロア。ただエコノミーはエアコンとテレビがなく、イスも上等なものではありません。ファーストとエコノミーの差額は242円。短い旅ですのでエコノミーでもいいかもしれません。ただ僕の場合チケットを買うときに特に指定しなかったので向こうが勝手にファーストクラスを売りつけてしまいました(外国人だからだと思いますが)。どっちでもいいですが。

バコロド港

バコロド港の船着き場
バコロド港の船着き場付近です。船を降りれば自由です。手続きなど必要ありません。港タクシーが待機しているのでそれに乗ればいいです。バコロドで一番栄えているSMショッピングモール付近はそこから近いです。5~10分、70~80ペソで行けます。但し港出発ですと港出発料金としてタクシーのメーター代+30ペソが加算されます。

バコロド港のチケット売り場
こちらはバコロド港内のチケット販売所。イロイロからの船着き場の目の前にあります。チケット代と港利用料を支払って船にのります。マニラ行きなど長距離フェリー便などもありますのでご注意を。

イロイロの見どころ

メガワールド
あまり知られておりませんがイロイロはセブにも負けないくらい大きなビッグシティです。物も娯楽も食事もほしい物はなんでも手に入るスケールメリットの街です。都会を満喫したい方に向いています。ただ街が大きいので移動はタクシーがメインでしょう。写真はイロイロの中心繁華街メガワールド。旧イロイロ空港の敷地をそのままレジャー、商業、居住ゾーンに作り変えました。拡張建設はまだまだ続きます。これほど大きな商業ゾーンはフィリピンではマニラ以外ありません。
イロイロもバコロドも近場に綺麗な海がありますのでビーチ目的でフェリーにのる必要はないのですが、イロイロ市から車で5時間ほど北に世界的に有名なボラカイリゾートビーチがあるのでイロイロの人たちはフェリーに乗ってよくボラカイまで行かれるそうです。

バコロドの見どころ

バコロドの街角
イロイロとは対照的にバコロドはちっぽけな街です。徒歩でもバコロド市の広範囲をカバーできます。人々がやさしく街全体の雰囲気が暖かいです。フィリピン人の息吹を感じるには持ってこいの街です。物価が安いという特徴がありバックパッカーたちには特に魅力的です。
バコロドで一番有名なのは鶏肉です。神戸牛、鹿児島の黒豚のようにバコロドチキンはフィリピン全国区で知られています。街には露天商から高級レストランまでチキン料理があふれています。バコロドからバスで1時間の所に日本人が設計した本格的温泉施設やハイキングが楽しめるマンブカルがあります。街のど真ん中にサンゴでできた珍しいカトリック教会であるセバスティアン大聖堂があります。10月には仮面をかぶってひとびとが踊りあるくマスカラ祭りという非常に有名なフェスティバルが開催されます。

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