マニラ・バクラランを歩く:市場と教会と横丁

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バクララン市場通り

本日は有名な教会とそれを取り囲む大型市場で有名なバクラランの散策となります。
散歩コースは海鮮市場兼食堂であるバクララン・オリジナル・シーサイド・シーフード・マーケット&レストランをスタート地点とし、そこからバクララン教会、日本人フードコート『横丁』、バクララン市場を通ってバクララン駅に移動する道順となります。

散歩の起点

散歩起点となるシーフードレストランからバクララン教会までの道順を表すグーグルマップ

マップの下方の赤い点が今回の散歩の起点となるオリジナル・シーサイド・シーフード・マーケット&レストランです。100メートルほど歩けば右側にバクララン教会の西側ゲートがあります。

シーフードレストランの宣伝をするおばさん

写真はシーフードマーケットで2階のレストランの宣伝をするおばさん。海鮮市場とレストランの混合施設としてはマニラ湾岸にあるダンパが有名ですが、そのセットスタイルはここからはじまりました。
お店の名前の最初に『オリジナル=本家本元』と書かれているのはそのためです。ジプニーでここまで来て海鮮市場を回り終わって散歩をスタートさせます。

教会まで続く出店

写真は教会まで続くバクララン市場の出店です。後ろである南側にはマニラ国際空港があります。左側である西側に道路があり渡った周辺はOkada、ソレイユ、シティオブドリームズなどフィリピンで有名な高級カジノホテルが並んでいます。そのさらに西側にマニラ湾があります。そこから11時方向に2~3km進めばMOA(モールオブエイジア)が立地しています。

バクララン教会

バクララン教会

西側のゲートからバクララン教会に入ります。タクシーでバクララン教会と告げれば大体西側ゲート前で降ろしてくれます。

キャンドルエリア

本堂手前にキャンドルをお供えする建物が設置されています。フィリピンの人たちにとってロウソクは実用目的以外では、神様への捧げものであり、身近でなくなった人たちを見送る神聖な物品としてとらえられています。

本堂で行われているミサの光景

本堂で実施されるミサには毎回大勢のフィリピン市民が集まるそうです。人の移動が激しすぎてマニラ市内の交通渋滞を引き起こす要因とさえささやかれています。マニラの教会の中では絶大な影響力があります。
この教会を取り囲むようにしてマニラ有数の大市場が形成されました。

日本人フードコート横丁

ビクトリーフードマーケットの外観

バクララン教会の北側ゲートから斜め左側を見ますとレンガ色の建物(上記写真左)があります。ビルの名前はビクトリーフードマーケットです。こちらの4階に『横丁』があります。

横丁のフロア
『横丁』は日本人有志たちが集まって立案、展開させたものです。ビクトリーフードマーケット4階フロアはすべて日本人経営のお店です。一番多いのがラーメン店ですが、たこ焼き、とんかつ、焼肉食べ放題や豚丼屋、フルーツパーラーなどいろいろ探せます。

焼肉食べ放題コーナー

今回の訪問時一番盛況だったのは焼肉食べ放題コーナー。値段は399ペソです。フィリピンでは牛肉や野菜が高いのでそれらの食べ放題はフィリピン人にとって魅力なのかもしれません。
今回で4回目の訪問となりますが、相変わらず日本人は見かけません。お客のメインはフィリピン人たちです。

市場からバクララン駅へ

ビクトリーフードマーケットからバクララン駅までの道順を示すグーグルマップ
バクララン教会からバクララン駅まで続く道がバクララン市場のメインロードです。見学せず普通に歩けば4~5分で移動できる距離です。

バクララン市場通り

ビクトリーフードマーケットを出て左に進みます。バクララン教会を右目に高架線がある突き当りまで直線し、そこを左折すると駅方面です。
こんな人込みの多い狭い道にもジプニーは通ります。

バクララン市場通り

マニラ最大の激安マーケットは北側のディビソリア市場と南側のバクララン市場が代表的です。どちらも何でもありますがディビソリアは冠婚葬祭の装飾品店が目立ち、バクラランは衣類系や化粧品系が目立ちます。
衝動買いしたくなるような見た目もかっこいい服も廉価で売っているのでその場即決買い物目的でバクラランに訪れてもいいかもしれません。

バクララン駅前

バクララン駅前です。右側に階段があり、そこを上がれば駅です。

バクララン駅

バクララン駅から眺める市場の風景
バクララン駅から眺める市場の風景です。人がいっぱいです。


バクララン駅はLNR1号線の始発及び終着駅です。LNR1号線はマニラ湾岸沿線を走りマニラ西側の南北をつなぎます。

おわりに

バクラランに行けば普段通りの外出向けでないありのままのフィリピン人の素顔を見れます。外国人も外国人用のお店もみかけません。横丁は日本人経営ですがフィリピン人仕様です。アジアの熱風、フィリピンの息吹を感じたい方におすすめです。
懸案となるバクラランの治安ですが、知人に聞くと夜はあまりよくないとの事。朝11時頃バクララン教会に到着して見学し、12時前後に横丁で食事をして13時~14時の間バクララン市場をゆっくり見学して戻る。これなら心配ないと思います(保証はしませんが、私の見た感じはそういう判断です。)ただブランド物で着飾ったり、目立つ格好はやめた方がいいです。それと道筋を最初から決めておいてその通り動けばいいです。挙動不審の一発で観光客とわかるキョロキョロも悪人の注意を惹きます。真昼間で凶悪犯罪はまずないと思いますが、人込みを歩くのでスリに対する警戒心は持っておいたほうがいいです。バクララン駅の次のEDSA駅はMRT3号線のタフト駅と連結通路があるので地上におりる必要はありません。タフト駅の次のその次の駅がマカティのあるアヤラ駅ですので、距離は近いです。バクララン―マカティ間は結構渋滞にはまる事が多いので電車のほうが便利です。

動画

こちら今回の訪問を動画にまとめたものです。記事通りに歩いています。

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