マンツーマン授業に隠れて存在感が薄いグループ授業。しかしグループ授業をうまく活用すればマンツーマン授業に引けをとならない効果も期待できます。
本日はフィリピン語学学校正規グループ授業の重要性や利点についてご説明させていただきます。
グループ授業しか習えない部分がある
フィリピン留学=マンツーマン授業というイメージが強いのでグループ授業の存在感は薄れがちです。マンツーマン授業のおまけ感もありますが洗練されたグループ授業ではマンツーマン授業で習えない部分を吸収できます。
自分の英語が他人に通じるかチェック
フィリピン人講師とのマンツーマン授業の回数がある程度重なると先生は生徒のたどたどしい英語でも何を言おうとしているのか理解します。
お互いわかりあうようになるという部分もありますが、先生は英語初級者指導の場数を踏んでいるので生徒のちょっとしたゼスチャーや何気ない仕草でも何をいいたいのかだいたいわかります。
ですがグループ授業でしたらそうはいきません。身振り手振りでゼスチャーを交えても相手に伝わらない部分が結構でてくるでしょう。グループ授業はどこでもいつでも相手に伝わる英語の研磨を意識させてくれます。
感情の交差点が生まれる
講師と生徒の関係は師弟関係ではありますが、お客と学校の被雇用者という側面もあります。生徒がよっぽど無礼なふるまいをしない限り講師は怒りはいたしません。
ですが他国の生徒は遠慮なしです。好きな事を行ってきますし、おかしいと思うことに対してズバズバ攻撃してきます。葛藤にまで発展する場合もあります。
グループ授業ではマンツーマン授業では味会えない感情の対立や分かち合い、笑いの共有を体験できます。
他国の文化を吸収
グループ授業はもう一つ鍛えてくれる物があります。自分の尺度にないユニークな意見と向き合わせてくれる事です。鯨の問題などもその一例です。150年前までは船の燃料油確保のためアメリカとヨーロッパ諸国はさんざん乱獲しましたが今は保護政策を打ち出しています。他の食用動物と鯨は何が違うのか、毎年5万から15万種の生物が絶滅する中で何故鯨だけが特別扱いされるのか。自分の考えをまとめてみたり、次にどう対応すべきかいろいろ考えさせてくれます。日本的発想にない(時にはとんでもないとも思える)考え方との遭遇は英語を使って外国人とコミュニケーションをする以上避けて通れない部分です。知っておくだけで自分の力になります。
グループ授業を重視する学校の見分け方
定員数を調べる
グループ授業の定員数は最大4~5名という決まりがある語学学校がいいです。自分の役割があり自分が発言して考えを述べなければならない義務が生じます。
一方正規グループ授業でも定員15人から20人というものもあります。こちらの場合は先生の話や教材の動画やテープをなどを団体で聞くような受動型クラスです。同じグループ授業でも内容の密度に違いがあります。
大規模、中規模学校がいい
グループ授業も留学カリキュラムで重視されるのであれば学生総人数100人を超える中型、大型語学学校を推薦いたします。定員総数規模30人から50人の小さな学校には小さいなりの利点がありますがグループ授業で限定してみた場合、人数が少ないので自分と同じ程度の英語力の生徒が集まらない場合がある事です。均等なレベルを揃えようとしてもコマがないのでどうにもならない状況がありえるという事です。するとクラスは英語が一番うまい生徒を中心に回る傾向になります。中型、大型学校では人数が多いのでこの部分はあまり心配ないです。但し同じレベルのグループ授業を確保できない場合には1名や1~2名でグループ授業を実行する語学学校もあります。
多国籍構成がいい
どうせ学ぶなら言葉を交じ合わさなくてもなんとなく考え方がわかってしまう自国の人が多いクラスよりは違う地域、違う文化、異なる歴史背景や宗教がいろいろ入り混じった多国籍構成学校のほうが多くの事を学べます。
多国籍構成のグループ授業のほうが刺激があり、展開が面白いです。
オプショングループクラスの盲点を活用
グループ授業は留学カリキュラムに最初から組み入れられている正規グループと参加自由型無料オプショングループの2タイプがあります。
オプショングループに参加義務や強制がないリラックスモードなので展開がゆったりしていますが、朝早いオプション授業は人数が集まらない事もよくあります。
運がよければ朝主催のオプションクラスにて独り占めできる事もあります。