フィリピン留学とアメリカ大学留学のコンボは効率がいい

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フィリピン留学はアメリカ大学留学にかなり有利

今は英語留学生にとっていい時代になったと思います。欧米留学の準備過程の選択のひとつにフィリピン留学が含まれるようになった事です。私の若い時代にはフィリピン留学はありませんでした。
欧米大学に行く前にフィリピンで力を蓄えれば現地で効率よく勉強できます。

私は他の国の大学は知りませんがアメリカ大学過程が茨の道である事をよく知っております。入るのは簡単、出るのが難しいというたとえそのままです。
毎年たくさんの生徒が入学しますが、たくさんの1~2年生徒がやめていきます。退学理由はいろいろありますが、一番多いのはこのまま居続けても卒業は見込めないというものです。言葉になんの不自由もないアメリカ人ですら大学カリキュラムという壁の前でやめるか続けるかの厳しい選択を迫られます。あまり英語はできないが大学に入ればなんとかなるだろうとお考えの方もいらっしゃると思いますがリスクが大きいので私はこの方法を推奨いたしません。海外の大学に入ったときにはすでについていけるほどの英語力を持っていて、全身全霊を茨の道対策に捧げると言ったスタンスが望ましいと考えております。

フィリピン英語教育ではアメリカ大学卒業にもっとも必要な読む、書く、聞く、話すのバランスのよい英語力を育ててくれるカリキュラムがあります。欧米留学の前提条件となるTOEFLとIELTSの専門学校が存在します。
アメリカ出発までにフィリピンでどれくらい勉強すれば渡米後に大学授業についていけるか計算できます。そしてなによりもアメリカの大学でついていける英語力を短期間に育て上げてくれます。

卒業が難しいアメリカの大学ではスタートダッシュが肝心

アメリカ大学の成績評価システムは A、B、C、D、F の5段階のGPAシステムというものです。グレードA は4、B は3、C は2、D は1、F は0点です。卒業時に最低でも平均2.0点持っていなければなりません。仮にひとつの科目でF(落第)を取ってしまうと2.0に引き戻すために4.0点のAグレードを他の1科目で獲得するあるいは3.0点のBグレードを他の2科目でとらなければなりません。それで平均値が2.0に戻ります。一度取ったFの点数値は同じ科目を再チャレンジしてパスしたとしても抹消されずGPAの計算根拠で有り続けます。
アメリカの大学は最初の1~2年は授業内容がやさしいですが3年以降からいっきに難しくなり提出する課題も多くなります。ですからアメリカ大学卒業の鍵は最初の1~2年で高い点数をたくさん稼いでおき平均値を上げておく事です。例えば2年の終わりの段階でGPAが2.5~3.0あったとすれば残り期間DやCばっかりだとしても卒業時に2.0を割ることはないでしょう。なので大学初期段階からスタートダッシュでGPA点数の貯金を稼げる英語力が持つことが望ましいのです。アメリカの大学はあくまでも学術を習う場所であって英語学校ではありません。ですが卒業できれば知識人としてものになるくらいの知識を植え付けてくれます。
私が4年の時には授業と食事、就寝時間と金曜日の夜以外は朝から晩まですべて自習に費やしました。それでも時間が足りなかったです。提出すべきペーパー(小論文)とコンスタントに実施されるミニ試験の準備、予習復習で頭も体もぶっ壊れそうでした。

アメリカ大学留学前にどんな英語力を準備しておくべきか

アメリカの大学で一番必要な能力は英文リーディング力だと思います。一字一句翻訳するのではなく、辞書なしでざっと読んで内容の大意をつかむ読解術です。授業は予習をしていないとついていけない事が多いです。ですが予習をしておけば先生の言っている事がよく把握できます。講義を聞きながらノートも取れます。1~2年の時には先生がテキストから独自の解釈をした説明部分などが試験に多くでます。予習をしていないとメモをとれません。予習は1科目の1クラスにつき大体10~30ページくらいの長さです。1学期5科目15~16単位くらいとっていると結構な分量になります。ですから早く読める力も必要です。
リスニングとライティングも大学が要求するTOEFLやIELTSの試験点数程度の力は必要ですが、予習⇒授業⇒ノートを取る⇒復習⇒授業内容をノートやノートブックで英語で整理する、という過程を繰り返せばどんどん伸びていきます。
英会話力は友達づきあいに必要ですが、授業で特に求められる能力ではありません。コミュニケーション、ディベートなど口頭プレゼンテーションを要求するクラスがありますが、数は少ないです。ある程度キャンパスライフに慣れてスピーキング力も並行して伸びている3年生くらになって受講しても遅くないです。スピーキング力は入学直後に学術面ですぐに必要なスキルではありません。
ですのでフィリピン語学学校で勉強する際にはスピーキングを特化して強調するスクールではなく、英語力全般をカリキュラムで押し上げてくれる全体型スクールを選ぶべきです。フィリピンの全体型指導の代表格としてはセブのPhilinter, EV、SMEAG、バギオのHELP、PINES、MONOLがあります。

アメリカ留学準備でフィリピンでの留学期間はどれくらい必要か

今世界の英語基準はIELTSが主流となっておりますが、アメリカの大学界は依然としてTOEFLを基準にしております。アメリカ留学ではIELTSよりTOEFLが選択肢に幅を与えている事は間違いありません。
アメリカの大学が入学条件として提示するTOEFLのスコアは60~80点。60点~70点あれば大体入れます。
英語初級者がフィリピン留学でTOEFL60~70点を取れる期間の目安は24週くらい。内訳は最初の基礎固めのESLコース12週とTOEFLコース12週で合計24週。TOEFL60点ですとアメリカの大学クラスを苦労しながらもなんとかついていける素地ができているはずです。あとは大学の現場で予習復習を繰り返しながらリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングを伸ばしていきます。ただ大学過程で一番必要となる英文速読のスキルは慣れと経験が必要ですので渡米前に辞書なしで数冊のペーパーバックを読みこなされる事を推奨いたします。

アメリカ留学の得手不得手、フィリピン留学の得手不得手

ロスアンゼルスのユニバーサルスタジオ
アメリカ大学留学時代の冬休みにロサンゼルスの語学学校日本人寄宿舎に2週間居そうろうした事があります。十数名の日本人がおり、お世話になりましたが(今でも感謝しています)英語がうまい人は一人もいませんでした。中には1年以上アメリカに滞在している人たちもいました。お金さえ持っていれば英語がわからなくてもなんとか楽しく生きていける事、学校に特定のルールがなく自由に過ごせる事、現地のアメリカ人たちは講師以外は留学生に対して冷たい事、フィリピンのようなマンツーマン授業がない事、ついつい日本人だけで固まって行動してしまう習性。いろいろな要素があります。こんな逆境の中でも英語力を伸ばせて行ける人間はもちろんいますが、ほとんどの人が英語がうまくなるフィリピン留学の環境とでは差が出ます。

一方、フィリピン留学は英語初心者に英語の基礎を叩き込む専門家であり、欧米留学に通じる英語検定試験でよい点数を取らせるエキスパートですがアメリカの大学のように英語を使って世界最先端の技術を指導してくれる事、斬新な発想に導いてくれる教育は期待できません。こういう部分はフィリピンと比較にならないほどアメリカのほうが優れています。なにせ経済と技術で世界をリードしている国ですから。
フィリピンでは英語を鍛える、アメリカでは英語を使って何かを深く学ぶ。こういうコンボのほうがアメリカで英語の基礎を学ぶ、アメリカで英語を使って何かを深く学ぶというコンボより効率がいいと思います。
又将来アメリカ英語を追求されたい英語初級者はまずフィリピンでスタンダード英語を学び中級者や上級者になってアメリカにチャレンジされるほうが早道かと思われます。現在英語中級者、上級者の方はフィリピン留学をスキップしてそのままアメリカに行かれても問題ないと思います。

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