ヨーロッパやアメリカを歩きながら気づいたのですが大きな街の一等地にはかならずと言っていいほど中華料理店がお店を構えています。その事情はフィリピンアンヘレス地域のバリバゴでも同じです。夜の街バリバゴの入り口付近には地域で一番値段が高い中華料理店が５～６軒密集しております。一人当たりの食事単価は3～4千円。本日ご紹介させていただく中華料理店はこのタイプのお店ではありません。安い、うまい、お腹一杯。でも施設は立派ではなく、バリバゴからもちょこっと離れています。
安くておいしい蘇州点心
店舗名はSuzhou Dimsum。日本語に訳せば蘇州点心です。場所はアンヘレス地域にあるフィリピン最大のコリアンタウンフレンドシップから徒歩５分ほど。コリアンタウンからすぐですが韓国人の客はほとんどみかけません。中国人と日本人が多いです。現地駐在の日本人サラリーマンの５～6人のグループもよく見かけます。客単価は1,000～1,500円くらいです。私的には料理に文句はありません。おいしいと思います。
一品料理紹介
手切キャベツ
キャベツに鷹の目をまぜて、塩、醤油、砂糖、酢などを混ぜて炒めたもの。中国では手撕包菜と呼ばれています。シンプルなのに本当にうまい。やみつきになるこの店の一押し。
酸辣湯
日本でもおなじみの酸辣湯。お酢味が強い少し辛めのスープです。1人前で５人が一杯づつ食べる分くらいはあります。酸辣湯は中華料理として定着していますが、もともとは東京赤坂の中華料理店で開発されたものらしいです。酸辣湯発祥のお店この他トマトと玉子スープなんかもおすすめできます。
焼き餃子
定番焼き餃子。日本のスタンダードよりは若干小ぶりですが1人前で10個入っています。2人前頼みました。
春巻き
春巻きの味は全国共通ですね。今までまずい春巻きに出会った事はありません。バギオに出張に行った時の話です。中華系のファストフードショップで春巻きを購入しようとしたところこのお店の女主人が私に挨拶してきたのでちょっとびっくりしました。バギオでもタイプは違いますがお店を経営しています。
麻婆茄子
麻婆茄子も手切キャベツと並び僕のこのお店のお気に入りです。ただ味は辛口ですので苦手な方はやめたほうがいいです。
麻婆茄子をつまみにお粥か焼き飯で〆にしようといたしましたが同伴した女性2名がお腹一杯で食べられないとの事でしたので断念。ここでお開きです。
清算
この日オーダーしたものは酸辣湯220ペソ、焼き餃子2人前の合計340ペソ（170ペソ×２）、手切キャベツ180ペソ、春巻き130ペソ、麻婆茄子210ペソ。飲み物は無料のジャスミンティー。アルコール類は飲みませんでした。価格はメニューそのまま。外税などは一切ありません。
合計は1,080ペソ。日本円にして合計約2,320円。3人で食べましたので一人当たり773円の計算です。もしアルコールを飲んでいたとしても一人1,000～1,200円くらいで収まります。
お店情報と注意点
お店情報
店舗名：Suzhou Dimsum
住所：Don Juico Ave, Angeles, Pampanga, Philippines
営業時間：11時00分～0時30分
定休日：基本年中無休
電話番号：63 977 263 0813
留意点
全体的にボリュームがあります。特にチャーハンやお粥は2人前以上あります。分量をよく考えてオーダーされたほうがいいです。
拉麺類もありますが、大陸系の味です。日本人が期待しているスープの味ではありません。
トイレがあまり衛生的ではないです。トイレにこだわりのある方は行かれる前に済ませておかれる事をおすすめいたします。
行き方
マップ
上記マップはバリバゴ・フィールズアベニューにあるジプニーターミナルから蘇州点心までの道のりを示しています。2.7㎞です。徒歩ですと30分かかるので厳しいです。ジプニーで10分、トライシクルで5分ほどです。ジプニーの終点はフィリピン最大のコリアンタウンフレンドシップの玄関となります。
虹レストランを目指す
バリバゴから蘇州点心に行くのであれば近くにある日本レストラン虹を目指します。ジプニーで行けば上記写真の虹レストランが見えますのでそこで下車。進行方向に30メートルくらい進むと蘇州点心があります。バリバゴのトライシクルドライバーは蘇州点心は知らなくてもＮｉｊｉなら絶対知っているはずです。それくらい有名です。虹レストランまでは100ペソ程度。ジプニーの終点はフレンドシップですが、そこからでも近いです。バリバゴ方向に400メートルくらい進むと右側にあります。
虹は超人気レストラン。刺身、すし、てんぷらなどを出します。日本人はあまりみませんが、欧米人、中国人、韓国人は多いです。
