マニラ電車駅周辺有名観光地
アヤラ駅:マニラの銀座マカティ
マニラの最も有名な観光スポットであるマカティにMRT3アヤラ駅下車でそのまま入れます。
マニラ南東に位置するマカティはフィリピン基幹産業の心臓部であり、ファイナンシャルセンターです。メジャーなホテルやショッピングモールがすべて集まるフィリピン一番の歓楽街でもあります。日本人フードコートをはじめ世界の名だたるレストランもここに集まっております。はじめてマカティを訪れる方はマカティの象徴的ショッピングモールであるグロリエッタとグリーンベルト2つだけを見て回っても一日を費やせます。繁華街エリアの中でしたら治安の心配はほとんどないです。
フィリピン最高級ショッピングモールグリーンベルト3階。
オルティガス駅:マカティと双をなすマニラの大ビジネス繁華街
MRT3オルティガス駅を下車するとその規模がフィリピンではSM Northに次2番目、世界規模では4番目に大きな売上面積を持つショッピングモールSMメガモールがあります。一風堂、大阪王将、吉野家、やよい軒、富士そば、ぼてじゅうなど日本の有名店勢揃いです。恐らくフィリピンの日本人レストラン街としては店舗数最多です。オルティガス駅前には証券取引所、ビジネスセンター、ホテルなどの高層ビルが所狭しと林立します。となり駅のショーブルバードまでもビジネス繁華街通りは続いております。
メガモールにある富士そば。
庶民的なSMとは対照的な高級品専門モールPodium。SMメガモールの裏にあります。
セントラル駅:マニラの古都イントラムーロス
マニラの歴史が始まった場所イントラムーロス(日本ではよくイントラムロスと紹介されておりますが、イントラムーロスとムーを長く発音して強調しなければ現地では通じません。)の最寄り駅。ここを起点にマニラが発展して行きます。イントラムーロスとその周辺にはフィリピンカトリック総本山マニラ大聖堂、世界遺産サン・アグスティン教会があります。LRT1のセントラルからイントラムーロスまでは徒歩15分くらいです。マニラでは1、2を争う観光スポットの一つ。
世界遺産サン・アグスティン教会はフィリピン最古の石造建築教会。現役の教会であり、現在もミサなどの行事以外に信者の結婚式場として利用されています。
マニラ大聖堂。カトリック教徒の総本山。フィリピンで最も影響力のある教会。1581年創立。
カリエド駅:500年以上前からあるチャイナタウン
LRT1カリエド駅の前方に広がるチャイナタウンは世界最古の中華街のひとつと言われています。同地区は1592年に時のスペイン権力者によりカトリック系中華人の移民先地区として正式に指定されましたが、その以前から中国本土から流れてくる移民たちにより活発な商業活動が行われていたそうです。
カリエド駅中華街の反対方向にあたる西側はキアポ地区では毎年1月9日に100万人以上というとんでもない数の参列者が参加するブラックナザレ祭が開催されます。褐色のキリスト像を拝礼する祭りです。1月9日は1年に一度ブラックナザレが一般公開される日です。ブラックナザレ像は1600年代に、メキシコからマニラに運んで来られた際、船上で火事に遭い黒く焦げてしまったという話が伝わっています。地元ではブラックナザレ像に触れれば病気が治ると信じられています。キアポ付近はスリが多いという話です。
チャイナタウン人気店『東北水餃』店員の作業風景。看板メニューである豚肉とニラ入り水餃子は13個入りで150ペソ(345円)。
毎年1月9日に開催されるブラックナザレ祭にはフィリピン全土から100万人以上の群衆が集まるそうです。
マニラ電車駅周辺で治安が特に悪いスポット
ペドロヒル駅:マラテ・エルミタはマニラで一番危険なスポット
マニラで一番危ないと言われているのはマラテ、エルミタ地区。ホールドアップやニセ警官の恐喝など悪い話はつきません。
最寄り駅はLRT1線ペドロヒル。約束や特別な用事でもないかぎり立ち入らない方がよろしいかと思います。マラテ、エルミタ地区はカジノギャンブルゾーンであり、夜の街です。
人と会うためにナイトクラブも含め何度か立ち入った事がありますが、危険な匂いを感じます。ただひとつだけ仕入れた知識があります。日本製タバコは通常どこでも1箱65~70ペソ。マラテセブンイレブンの値段は60ペソ(138円)。今から数十年前にニューヨークのブロンクスの雑貨屋に行ったときも感じましたが大都市の一番危険なエリアの物の値段はスタンダードより安いようです。
バクララン駅:バクララン市場も夜は危険
LRT1線の始発駅です。マニラ最大のバクララン市場が広がり、地元の小売業者などがここに仕入れにきます。露店で並べてあるものは衣類や化粧品がメインです。日本人の嗜好に合う商品は少ないと思います。
昼間は外国人を見かけるとストリートチルドレンがまとわりついてきます。ポケットやバッグの中身を狙っている子供もいます。夜は強盗事件などが発生しているので地元民もなるべく用心しているようです。アジアの熱風を感じてみたい方向けです。日本人観光客が頻繁に立ち寄る場所ではありません。
バクララン市場の風景。