マニラ空港ターミナル1到着からピックアップ合流場所まで

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BESA(バギオ語学学校連盟)のピックアップ担当者

フィリピンに留学される方は語学学校所在地最寄の空港まで移動し、空港内の待ち合わせ場所で語学学校のスタッフと合流し、一緒に学校まで移動する事になります。
セブ、イロイロ、バコロド、ダバオなどの空港は小さいので迷う事なく学校スタッフを見つける事ができます。しかしマニラ国際空港(正式名ニノイアキノ国際空港、英語名NAIA)は広く迷いやすいので注意が必要です。
NAIAは四つの別々に離れているターミナルで構成されておりますが、本日はその中で一番わかりにくいターミナル1でのフィリピン語学学校スタッフとの合流方法についてご紹介いたします。到着から待ち合わせ場所までのステップです。
写真はBESA(バギオ語学学校連盟)のピックアップ担当者たち。バギオの語学学校に入学される場合にはバギオのほとんどの語学学校を網羅するBESAのピックアップ関係者、あるいは語学学校自体から派遣されるピックアップ担当者どちらかのお出迎えになります。

到着後

マニラ国際空港ターミナル1に到着した飛行機機内の写真
マニラ国際空港の4つあるターミナルのどちらに着陸するかは乗っている飛行機の航空会社によってきまります。
本日紹介させていただくNAIAターミナル1で発着する航空会社は;

エアチャイナ、日本航空、ジェットスター航空、チャイナエアライン、アシアナ航空、ニューギニア航空、中国東方航空、中国南方航空、エチオピア航空、エティハド航空、エバー航空、ガルフ・エア、チェジュ航空、大韓航空、クウェート航空、マレーシア航空、オマーン航空、カンタス航空、カタール航空、ロイヤルブルネイ航空、サウディア(サウジアラビア航空)、タイ航空、タイガーエア、トルコ航空、ユナイテッド航空、アモイ航空(2018年10月現在)

この中で特に日本からの利用者が多い航空会社はジェットスター、JAL、大韓航空です。写真はマニラ国際空港ターミナル1に到着直後のジェットスター機内。

人々についていく

入国管理局に向かい通路を歩く乗客たち

飛行機を降りれば乗客が歩く方向についていけばいいです。3~4分歩けば入国管理局にたどり着けます。

入国審査

マニラ国際空港ターミナル1の入国審査窓口
入国審査には2つのブロックの受付があります。『Foreign Passport』と書かれているボードの窓口の列に並んでください。外国人用入国審査です。フィリピン人用は『Philippines Passport』と書かれています。
入国審査官に提出するものは二つ。航空機内で配られる青色の入国申請書とパスポート。機内で青色の紙に記入を済ませておいてください。そうしないとあとでアタフタします。疑問点は日本語のわかるキャビンアテンダントに聞き、機内で記入を完成させてくださいませ。
パスポートと青色の申請書以外にたまにですが審査官が帰りの航空券、あるいはフィリピンから出国する航空券のチケットを提示するよう求める事があります。その時はEチケットをプリントアウトしたもの、あるいはスマホなどでPDFファイルで保存したものを審査官にご提示お願い致します。
青色の入国申請書
写真は入国の際に入国審議官に提出する青色の入国申請書サンプルです。フィリピンへ移動中の飛行機機内で配布されます。

バッゲージクレームと税関と最初の両替所

ターミナル1のバッゲージクレーム
入国管理局の窓口を過ぎるとすぐにバッゲージクレームです。自分の荷物が出てきたら引き取ってください。

関税の入り口
荷物を引き取り後、すぐに関税を通過します。注意点として1万アメリカドルあるいはそれに相当する円などの外貨をお持ちの方はここで申告します。申告しないで出国しようとして大金を持っている事が発覚した場合、最悪没収される事もあります。
それと日本から持ち込んだ高級貴金属や時計があればそれも申請しておきます。日本から持ち込んだと証明するドキュメントがないと帰りに税金を掛けられることがあります。
空港施設内両替所
関税を通過すると完全に自由になります。到着からここまで大体30~50分かかります。関税通過後に斜め右方面に70メートルほどすすみますと建物敷地内の両替所があります。ただこの両替所はおすすめいたしません。
レートが悪いです。この日の両替レートは1万円に対し4,575ペソの交換レート。もう少し先に進めばレートがいい両替所があります。なので素通りです。のちほどおすすめの両替所を紹介いたします。
同じ日の同じ時間帯に同じ空港施設内で異なったレートで商いをする別々の両替所が同時に存在するのは面白いです。

空港建物の出口
建物敷地を出ます。

ターミナル間移動無料シャトルバス乗り場

Shuttle Service乗り場に停留しているターミナル間無料シャトルバス
税関のフロアにあるドアを抜けて横断歩道を渡れば合流場所方面ですが、ドアを出てすぐ右を見ればターミナル間無料シャトルバス乗り場がありますので念のためご紹介いたします。
このバスを使う方は乗り換えが必要な方。例えばマニラターミナル1経由でセブに行く場合ターミナル2、3、4に移動しなければならないのでこちらの移動シャトルバスを使います。
ちなみにマニラ空港ターミナル1は国際線専用ですので国内線航路は飛んでおりません。
ターミナル間無料シャトルバスの車内

バスに勝手に乗り込んで車掌にターミナル2か3か4と告げればそこで降ろしてくれます。料金は無料です。バスは1時間一度くらいのサイクルで巡回しています。右を見てバスが待機していない場合には右側にすこし進むとAirport Shuttleと書かれた看板がありますのでその看板の下で次のバスが来るまで待機してください。空港施設内は安全ですので待機中治安の心配はありません。

無料シャトルバス利用方法が変更された

上記でターミナル間無料シャトルバス乗り場で待機して、バスが来ればそのまま乗車と書きましたが2019年4月に利用したところ乗り方の方法が変更されておりましたのでご報告いたします。
乗り場は同じです。ただ建物を出てすぐ右に行って勝手に乗り込む方法ではなく、先ほどあまりレートがよくないと紹介した両替所の向かって左隣から入れる待合室があり、そこで待機してシャトルバスが来れば係員が乗車まで案内してくれるというシステムになりました。待合室前に係員がいて、どの飛行機便でマニラまで来たか、どこに行くのかなどをきかれました。待合室はシャトルバス乗り場の目の前にあり、待合室の外側ドアから出てシャトルバスに乗り込みます。

ピックアップ待ち合わせ場所へ

ピックアップ場所方向に進む横断歩道
バッゲージクレームと税関のフロアのドアを出て横断歩道を渡ってそのまままっすぐ進むとピックアップ待ち合わせ合流地点方向です。横断歩道を渡り突き当りまで突き進みます。
突き当りの左右に分かれるスロープの右側

突き当りまで行きますと左右に道が分かれます。スロープになっています。右側に曲がります。

1番目の待ち合わせ場所XYZ

スロープから見るXYZの看板

スロープを下っていくと左側にTUVWXYZの青い看板が見えます。
XYZの看板の下
TUVWXYZの看板の下が一番最初のピックアップ合流場所のひとつになります。

デューティーフリーショップ前

免税店前
TUVWXYZの看板をさらに奥に7~8メートル進みますとデューティーフリーショップがあります。そちらの前が二つ目の待ち合わせ場所です。
マニラ空港に出迎えに来る語学学校の地域はマニラ、スービック、クラーク、バギオ、タガイタイがメインになりますが、その9割以上がXYZかデューティーフリーショップ前を待ち合わせ場所に指定しています。

おすすめの両替所


デューティーフリーショップの横に両替所があります。バッゲージクレームと税関のフロアにある両替所よりこちらのほうがレートがいいです。
最初の両替所の1万円の交換レートは4,575ペソ。こちらは4,680ペソ。こちらで交換されたほうが220円くらいお得になります。

3つの注意点

看板をしっかり確認する事

MONOLという語学学校のボードを掲げるピックアップ担当者
XYZかデューティーフリーショップ前に行けば学校のロゴや名前が入った片手看板などを掲げているスタッフが待機しています。確認して声をおかけください。
ホテル勧誘で声をかけた人をピックアップ関係者と勘違いしてホテルに連れていかれ、一泊して300ドル支払って空港まで戻られたという小さな事件が2018年春にありました。
写真はバギオ語学学校MONOLの学校関係者。ご自身が入学する学校名がきちんと書いてあるのですぐにわかります。

ピックアップ担当者がいなくても動揺しない事

待ち合わせ場所に行かれてもご自身が入学する学校関係者がいない場合があります。慌てなくても大丈夫です。待っていれば時期に現れます。この場合学校関係者が別のターミナルに行って別の学生をピックアップしている可能性が高いです。
ターミナル間の移動は車で10~15分かかります。ですので同じ時間帯ですと同時にお出迎えする事は不可能になります。ピックアップ指定場所でおとなしく待っていればいずれは合流できます。
但し1時間以上待っても現れない場合もあります。この場合は通常はなんらかの『異変』です。マニラ市内の渋滞に引っかかって、到着が遅れている、あるいはその日のピックアップを忘れているなど。めったにありませんが年に数回はございます。
そのような時にはエージェントからいただいた電話番号やラインIDに連絡したり、あるいは待ち合わせ場所で待機している別の学校関係者に連絡を取ってもらうなどしてもらう事になります。このような場合の対処法については渡航前に学校やエージェントがマニュアルや案内メールを送付しておりますので、そちらに沿って行動をお願い致します。ただしこのようなトラブルはめったにありません。

外に出ない事

マニラ空港ターミナル1の出口付近
XYZやデューティーフリーショップをさらに進みますと空港施設から外に出る出口があります(写真)。学校関係者とターミナル1で待ち合わせする事になっている方はこの出口から外に出てはいけません。ターミナル1は国際線専用ですので出入りが非常に厳しいです。一度写真のゲートの向こう側に行ってしまうと再度戻る事はできません。ピックアップ担当者と合流する事も難しくなります。なので外に出ないようお願い致します。たとえピックアップ担当者と会えなくても待ち合わせ場所付近で待機していればなんとかなります。

ピックアップ合流場所移動案内動画

こちら上記説明を動画で編集させていただいたものになります。

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