フィリピン中期・長期留学費用は2種類の精算方法がある
フィリピンで8週以上の中期留学や24週など長期留学をなさる場合2種類の精算方法があります。
最初に4週間だけ登録して4週分の学費を収めたあとに現地で延長していく度に精算する方法が一つ。
最初から留学全期間を登録して渡航前に全期間の学費をすべて収める方法がもうひとつ。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあります。
4週毎延長方式のメリット・デメリット
4週毎精算方法で一番のメリットは語学学校を簡単に変更できる事です。気に入らなければすぐに語学学校を変えられます。
人間は十人十色です。特定語学学校の評価がいくら高くても自分に本当に合っているかどうかは行ってみないとわからない部分があります。感性です。
わざわざ飛行機に乗ってフィリピンに行かれるので選定される語学学校に対しては徹底調査済なはずです。ほとんどの場合問題ないのですが、そうでない可能性がないとは言えません。
この方法のデメリットは3つ。
学費割引留学エージェントを利用したケースで4週登録されたとしても延長分の割引が適用されない事。リスクを負わない分、学校を延長される場合には最初から12週など期間を設定された場合の金額よりは高くなります。
それと語学学校を変更する場合1つの学校につき1つのSSP(フィリピン政府が発行する学生認可証、16,000円程度)を取得しなければならないので、この部分の支出が新たに発生いたします。
最後にいざ現地に到着して学習生活を体験して納得がいき延長を決意した場合、人気学校ですと部屋がなくなっている可能性があり、滞在を継続できない事があります。
最初にまとまった期間登録する場合のメリット・デメリット
12週や16週などまとまった期間を最初に登録して享受できる最大のメリットは割引留学エージェントの割引をおおきく受けられるという部分です。4週だけ登録されて現地で4週毎に延長なされて16週同じ学校で学ぶのと最初から16週登録され同じ学校で学ぶのとでは支払額において最初から16週登録されるほうが恐らく数万円~10万円くらいの単位で安くなると予想されます。
エージェントはお客様を語学学校に紹介する事により語学学校からコミッション(紹介手数料)を受け取ります。学費割引を実施するエージェントは紹介手数料からいくばくかを学費割引という名目で還元いたします。期間が長ければ長い、つまり紹介手数料の金額が大きければ大きいほどお客様に還元する金額も多くなります。
デメリットはひとつ。現地に到着して語学学校が合わなかった場合でも中途退学の金額が大きいので中々辞める事ができないという部分です。語学学校の中途退学返金規定は厳しいのでごっそり持って行かれます。通常残余期間の50%程度の返金です。
日本の留学エージェントの中には期間にかかわらず全く割引しなかったり、入学金のみ控除する学校があります。このようなエージェントで依頼される場合には渡航前の長期登録はさけたほうがよろしいかと思われます。長期割引の恩恵はうけられず、キャンセル規定ペナルティのリスクだけ残ります。
期間延長でよく誤解される部分
ある語学スクールに12週留学された方がいらっしゃったといたします。現地の学校が気に入りさらに12週延長を申請したといたします。この学生は留学エージェントの割引率を最初に登録した支払額を期待いたします。ですが延長の場合にはそのように行きません。からくりはこうです。最初12週登録すれば学校は12週紹介してくれてありがとうといいます。ですが12週+12週延長ですと『延長分の12週は学校側がうまく指導したから延長するのであって、延長分はエージェントの手柄ではない』と主張します。つまり延長分の紹介手数料は非常に少ないという事です。留学エージェントは学校に学生を紹介する事により学校から紹介手数料をもらえます。ですが肝心の手数料が少ないと還元できません。ほとんどの割引留学エージェントが延長の場合割引しないのはそういった事情によるものです。それと延長なされるのであれば4週毎の申請がいいです。
解決策を提示している学校
中途退学のリスクを回避しながらも学費割引が受けられるという方法がひとつございます。
バギオのMONOLという語学スクールを選ぶ事。この学校は中途退学をされる場合残り期間が4週間以上なら100%学費を返金してくれます。
学校に行ってみて気に入れば続ければいいですし、そうでなければ残り期間の学費を返してもらえます。このような制度を設けているのはフィリピン語学学校ではMONOLしかありません。
但し学費割引エージェントから適用を受けた場合の返金額に関する注意点がございます。残り期間に対して加算された割引部分にたいしては返金時に控除されます。
MONOLのような返金制度がフィリピン留学で統一化されればいいですね。