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本日はフィリピン人と付き合う上での注意点についてお話いたします。日本では大した事がなくてもフィリピンでは問題になる事もあります。
逆に問題になりそうなヘマをしてもふるまいひとつでトラブルを防げる事もあります。
フィリピンに滞在される場合、どのように行動すべきか、どんな事に気を付けるべきか等の注意点について簡単にまとめました。

笑顔を忘れずに

笑顔で向ける街の人々

フィリピン人は寛容な人たちです。笑顔を向けると笑顔を返してくれます。
小さなトラブルが発生しても笑顔を絶やさなければ大抵の場合大ごとになりません。逆に高圧的な態度で接するとすぐトラブルに発展します。
見知らぬ相手にカメラを向けてても、撮影前に笑顔で頭を下げるとほとんどの場合笑顔でカメラポーズしてくれます。
笑顔はわが身を守る護身術の一つです。

友人の災難

2018年2月の話です。お酒が好きな会社の日本人同僚は毎晩飲み歩いているのですが、ある晩ベロベロに酔っ払ってフィリピン人男性にどかったぶつかりそのまま通り過ぎました。
同僚はベロベロで、何がなんだかわからない。でもぶつかられたほうは何も言われなかったので根に持ちました。

後ほどナイフを持ち出してきて同僚の腕をざっくり。十数針くらい縫う事になり、彼の右手はムカデが住み着いているように見えました。

もちろん小さな事でナイフを振りかざしたフィリピン単細胞野郎の方が圧倒的に悪いですがもし同僚がその悪漢とぶつかったときにすまなそうな笑顔で『ごめんね、大丈夫?』と声をかけていればこの事件は恐らく発生しなかったと思います。
フィリピン人は謝る人、下手に出る人には寛容です。弱みをみせたからといってそれにつけ込むような卑怯な人間は今まで出会った事がありません。もっとも外国の夜の街に繰り出してベロベロになるまで酔いつぶれてしまうほうも問題はありますが。。。

怒鳴ってはいけない

怒鳴っている人形

フィリピン男性は人に頭ごなしで罵倒される事を死ぬほど嫌います。 高飛車な人には徹底抗戦する癖があります。

罵倒から始まった殺人事件

数年前に近所であった話になります。

ある外国人観光客がトライシクル(客車付きオートバイタクシー)の運転手に道を間違えたといって到着したホテル前で大声で散々罵倒しました。これを恥だと思ったトライシクルドライバーは家に戻って拳銃を持ち出して、ホテル前で待ち伏せ。出てきた観光客をそのまま射殺。

トライシクルドライバーたちは自分の担当区域が決まっているのでフリーランスの流しはいません。事件を起こせばすぐに身元が割れるという事は当人がよく知っているはずです(案の定すぐに捕まりました)。ですがフィリピン人はメンツをつぶされる事に関しては後先考えない側面があります。

動物愛護精神が強い

威嚇する猫

フィリピンは動物虐待に敏感です。

私が住んでいる建物の庭によく野良猫が忍び込んできます。うちのメス猫を腹まそうとする魂胆です。私を見ると『シャーシャー』と威嚇します。私からしてみれば『人の敷地内に勝手に侵入してきて、嫌がるうちの雌猫にいたずらしようとしているくせに何がシャーシャーだ!』と思うのでホウキを投げたり、距離が近いときには回し蹴りしたりします。ですが隣人や通行人にこれを見られて警察に通報されたら捕まる事があるそうです。お手伝いさんが教えてくれました。
フィリピンの法律は動物虐待については日本よりだいぶ厳格なようです。
人間に対して安心しきっているのか、初対面でも人間をほとんど警戒しない野良猫をたくさん見ました。

セクハラに注意

セクハラ問題で非難されているアメリカ俳優ケビンスペイシー

フィリピンはセクハラにも敏感です。
私のお客様で先生を引退なされ、フィリピン留学で英語を鍛え直そうとチャレンジなされた方がいらっしゃいました。
生徒に接する感覚で一緒に頑張ろうと手をつかんだり、肩をたたいたりした行為を女性講師からセクハラと通報されました。私は学校と粘り強く交渉しましたが結局退学は覆られませんでした。
フィリピンは女性の訴えをそのまま適用する場合が多いです。そのような背景があってかハニートラップも横行しています。誤解をまねくような行為はくれぐれも慎んだ方がいいでしょう。
写真はセクハラ問題で糾弾されているアメリカ人俳優ケビンスペイシー。

警官に暴言を吐いたケース

こちらはトラブルの解決に直接尽力していたセブの語学学校に勤務しているマネージャーから聞いた話です。

セブの風俗街マンゴーアベニューをほっつき歩いていた男性留学生に対し女性から近寄ってきてしばらく一緒に過ごすといかがわしい事をされたと訴えられたケースです。典型的な美人局に思われます。
担当した警察官が女性の言い分だけ受け入れて一方的に学生を悪者あつかいしたのでその留学生はかーっとなって『この女からいったいいくらもらっているんだ?』と失言したところ留置場に一晩ぶち込まれたそうです。
翌日学校マネージャーが話をつけてなんとか留置場から出してもらいました。
こちらにその気はなくても罠を仕掛けられる事もありますので、男性の方は行動を慎重にお願いいたします。
警察官などを巻き込んだトラブルの場合には直接対処しようとせず、第三者を通したほうがいいです。語学学校留学生たちならすぐ学校に連絡すべきです。
警察も相手がフィリピン本土になんらかのつてを持っていると知れば対応が変わってきます。

もし強盗に襲われたら

拳銃を向ける仮面の男
最近マニラでタクシーに乗ると、複数の運転手たちがマニラの治安がよくなったという話をしてくれます。危ない奴ら、おっかなそうな奴らが道端から姿を消したそうです。
そしてこれも『大統領の治安強化対策のおかげ』とデュテルテさんを称賛します。
かといって犯罪が根絶されたわけではありません。深夜に人が少ない道を一人で歩いているとカモを求めてバイクで巡回しているバイク強盗に襲われる可能性が高くなります。
もし強盗に襲われたら財布とスマホを差し出すしかありません。奴らのお目当てはこの二つです。あきらめて黙って差し出せばほとんどの場合それ以上の被害を食い止められます。
強盗犯もなるべく発砲はしたがりません。外国人に銃を撃った場合には警察が血眼になって犯人を捜す事をよく知っているからです。
ただ抵抗すれば簡単に撃ってきます。威嚇なしにいきなりです。
遭遇してしまったら無念ですが犯人の顔をみず、携帯と財布をゆっくりと差し出すしかチョイスはなさそうです。
ですが、肝心な事は犯罪多発地帯に行かない事、夜間に一人で出歩かない事です。それでほとんどの偶発的災難を未然に防ぐ事ができます。夜間どうしても移動しなければならない用事がある場合にはタクシーを使いましょう。
タクシーがバイク強盗に襲われたという話は聞きません。

フィリピン語学学校の先生たちは非常に丁寧で我慢強い

いろいろネガティブな面も書きましたが語学学校で勤務されている先生たちは親切で我慢強い人がほとんどです。
初歩的な質問や教えてもらったを忘れてしまって再度教えてもらう時にもにこにこして対応してくれます。
語学学校の先生との付き合い方は心配しなくて大丈夫でしょう。むしろ勉強だけでなく生活面でもいろいろ助けてくれます。但し多くはありませんが人間関係ですので相性がよくない場合もあります。その場合には講師を変更できます。

まとめ

フィリピンで生活する上での大まかな注意点をまとめますと

  • 人と接する時は笑顔を絶やさない
  • 人を頭ごなしに叱りつけない
  • 動物愛護精神が強い
  • セクハラに敏感
  • 強盗に出会ってしまったら抵抗しない
  • フィリピン語学学校の先生たちは親切丁寧なので心配ない
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