国民的料理レチョンとセブ名店の紹介

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炭火でまるごと焼かれている豚

レチョンはフィリピンの国民的料理

レチョン(Lechon)とは、フィリピンの国民的豚肉料理です。炭火で一頭の豚を丸ごと焼いた料理で、内臓を取り除かれて下味が付けられた豚に串を通し、木炭が入れられた窪みの上で豚を焼き上げます。豚に刺した串を回しながら全体に火を通し、十分な時間をかけて豚肉の表面を炙っていきます。フィリピン人にとってレチョンは日本人のカレーやラーメンのようなものです。街中を歩いているとそこいらでレチョンバラ売り販売店があります。
レチョンをメインディッシュとする家族パーティ

地元民に愛させれる庶民的な店が好き

世の中お金を出せばいくらでも美味しいものを食べられます。アジア、ヨーロッパ、アメリカどこのレストランに行っても1万円出せば当然料理はおいしいはずです。昨年人と会うため小泉元首相も訪れたというベトナム・ホーチミン市の有名レストランで3人で会食して4万円でした。美味しかったですが感動はしませんでした。10数年前ジュネーブの日本系焼肉屋で3人7万円請求された時には興ざめしてしまいました。
高級店もたまにはいいですが私の追求するグルメではありません。地元の一般庶民が一生懸命働いて得たお金で手軽に食べられる絶品料理。ベトナムではフォー、四国では讃岐うどん、台湾では豆花、韓国ではかぼちゃ粥など地元民がポケットの小銭で立ち寄れる料理、敷居はひくいが地域の知恵と洗練された技が凝縮されている店、地元民の絶大な支持を受ける料理と店が私の好みです。
セブでもフィリピンの国民的料理レチョン専門店で地元民に愛される名店を見つけましたので紹介いたします。名前はCnTといいセブのSMマボロというショッピングモールの近くにあります。この店を知ったきっかけは地元タクシー運転手のクチコミ情報です。

C&Tへの行き方

地図と住所

住所:Juan Luna Ave. Ext., Cebu City, Mabolo Proper, 6000
電話: (032) 513 9283
営業時間:10時00分~22時00分
定休日: なし(不定休)

行き方

  • タクシーで行く。セブ市内でしたらどのタクシーの運転手もCnTは知っているはずです。『CnT、レチョン、マボロ(地域名)』で通じると思います。市内からですと100ペソかからないでしょう。
  • SMマボロから歩いていく。CnTは大型ショッピングモールSMマボロからも見えます。歩いて3分くらいだと思います。距離にして300メートルくらいです。上記地図を参考にたどってくださいませ。

    CnTの店内の様子

    店内のガラス張り厨房の中で作業するスタッフたち
    ガラス張りの厨房の中を7~8人の女性スタッフが黙々と作業しています。

    出刃包丁で豪快に豚を叩き割る女性スタッフ
    出刃包丁で豪快に豚を叩き割る従業員。


    訪問時店内は大盛況でしたが外国人はだれもおりませんでした。

    フィリピン客で大盛況のCnT店内
    CnTは1階は駐車場、階段を上がって2階がお店です。

    料理と値段

    小皿に盛られたレチョンの切り身
    レチョンはすこし醤油の味がついた蒸し豚のぶつ切りで、くせのない味です。レチョンの価格は1kg590ペソ(1,357円)、250gで150ペソ(345円)です。1kgですと5~6人分にはなります。骨抜き頭部部位は1kg435ペソ、豚足部位は1kg365ペソと安くなります。

    Cntで小宴会するフィリピンの若者グループ

    Cntでランチするフィリピン人カップル
    メイン料理の他に野菜煮込み、普通のごはん、ココナッツの葉でくるまったちまきやスープもあります。

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