マニラ郊外の大空を舞う:パラグライディング飛行

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パラグライダーからの空撮
本日はフィリピンでのパラグライディング体験報告となります。場所はマニラ郊外の街カーモナ。
旅なれた方でなければ単独で行かれるのは少し難易度が高いですが、行くだけの価値はあると思います。
単独移動に自信のない方は友達と一緒に行かれてもいいでしょう。

アクセス

マニラからバスで出発

Jac Linerバスターミナル

マニラ市内からカーモナまでは35kmほど。東京と横浜間くらいです。Jac LinerあるいはJam Linerというバス会社のターミナルからカーモナ行きのバスが出ています。場所はLNR1号線ヒルプヤット駅の目の前。
この日はJac Linerを使いましたがバスターミナルに到着したのは午前5時。電車はまだ出ていないのでタクシーで移動しました。タクシー運転手に『Jac liner、ブエンディア』あるいは『Jac Liner,ヒルプヤット』と言えばわかります。
朝の7時~9時の間にパラグライディングをしやすい風が吹くとスタッフに言われたので早朝の移動となりました。但しその時間を外しても乗れる事は乗れます。

カーモナのJollibeeで待ち合わせ

ジョリビー・カーモナ店
午前5時30時にカーモナ方面に行く長距離バスが出発。運賃は58ペソ。『カーモナ、トールゲート、ジョリビー』とパラグライディング関係者に言われた通りに車掌につたえます。トールゲートは料金所ですのでカーモナ方面の高速道路を降りたところにあるファストフードショップジョリビーでの待ち合わせです。
ジョリビーの到着時間は朝の6時10分。そこでパラグライディングスタッフに電話して迎えにきてもらいます。ジョリビーで朝食をとりながら待つこと30分でスタッフが来てくれました。
ジョリビーからのピックアップ及びジョリビーまでのセンディングまでは各々100ペソの追加料金が発生いたします。ジョリビーの前にはマニラ行きのバスが頻繁に流れています。
ジョリビーからパラグライディング乗り場までは車で15分ほど。

風がない!

風が吹くのを待つインストラクターたち
午前7時20分にパラグライディング乗り場に到着。この日に予約している人たちの人数は70名。
ほとんど中国の方たちです。フィリピンとヨーロッパ系列の人たちがちらほら。ここには日本人は滅多にこないそうです。
パラグライディングには一番いい風がふくタイミングではありますが、誰一人飛んでおりません。風が弱いからです。
ちなみに離着陸するパラグライディングの丘は地上85メートルくらいの高さに位置するとの事です。

風が吹くのを待っているスタッフたち

風が吹く

空を舞うパラグライダー
午前9時頃に風が吹き始めました。ここからパラグライディングラッシュです。どんどん飛んでいきます。
飛ぶ直前までは緊張している表情ですが、いざ飛ぶとみな歓声を上げます。
パラグライディングは1人乗りと2人乗りがあります。その中のほとんどの人たちはインストラクター付きの2人乗りに乗ります。
一人乗りはこのパラグライディングツアー会社の卒業生たち。体験版タンデムツアー以外に学校も開いており、卒業生たちが1人乗りで空を楽しみます。
空を舞うパラグライダーとそれを見上げる待機客たち
午前10時ごろに雲行きが怪しくなります。10時20分頃には本降りになったのでフライトは一時中断。40分くらい本格的な雨が降りましたが午前11時には晴れてきました。
ここで再開。山の天気はコロコロ変わるので怖いですね。
パラグライダーを操作するインストラクター
ただ座っていれば離陸から空中遊覧、着陸までインストラクターが全部やってくれます。タンデムツアーと呼ばれます。私もこちらへの参加です。

着陸を助けるスタッフ
写真は着陸を助けるスタッフの様子。

私の番

雨が降る前にフライトを完了させた人たちはおおよそ40名ほど。私も含め30名が雨上がりを待っていました。
空に光がさして間もなく私の順番がきました。

離陸時は緊張しましたが、すんなりと離陸。大空の絶景が広がると夢中になります。ただ私は高所恐怖症の気がありますのであまり下は見ませんでした。

上空から見るラグーナ湖
乗り場の前方に広がるのはラグーナ湖。琵琶湖より大きな面積を持ちます。パラグライダーの時速35㎞くらいだそうです。ただそれほど早いようには感じませんでした。
ゆっくり進むような体感です。風のりはすべてインストラクターまかせです。

マニラ方面
前方はマニラ方面です。肉眼ではマカティ高層ビル群の姿形がはっきり見えますが、写真にはうまく映っておりませんですね。


雨降りの直後という事もあってか風が強いです。インストラクターも普段よりだいぶ風が強いと認めていました。
横揺れは感じないのですがたまに乱気流かつむじ風のようなものに地面から空に突き上げられる感じをうけました。結構スリルがありましたね。
鳥さんやドローンさんも空を飛ぶのにいろいろ大変だという事を知りました。

着陸態勢です。着地するときに大きな衝撃を受けると予想していましたがそうでもありませんでした。30㎝の踏み台から地面に飛び降りるくらいの軽い衝撃でした。
離陸から着陸までの滞空時間は約12分。数字では短いですが、体感的には実際の時間よりずーっと長く感じました。

日程と費用

日程

AM5:30:ヒルプヤット駅駅前にあるJac Linerバスターミナルでカーモア行きバスに乗ります。バスターミナルの正式名はJac Liner Buendiaです。
AM6:10:ジョリビー・カーモナ・インターセクション店に到着。そこで朝食後にスタッフと合流。
AM7:20:パラグライダーが離着陸する丘に到着。ジョリビーからの移動距離は車で10分ほど。
AM7:20~AM9:00:風が弱かったので待機。
AM9:00~AM10:20:風が吹いたのでパラグライディングツアーを開始。参加者70名中3分の2くらいはこの時間帯にフライトをこなしました。
AM10:20~AM11:00:本降りの雨が降ったのでフライトを一時中断。
AM11:00~PM12:00:雨が止み晴れ間が見えたのでフライトを再開。この時間帯に残り全員のフライトをこなします。私のパラグライディングフライトもこの時間でした。
PM12:30:お見送りの車に乗ってジョリビー・カーモナ店に移動。
PM13:00:ジョリビーの前に頻繁に流れるマニラ行きのバスにのり帰郷。

費用

マニラ‐カーモナ往復バス代:116ペソ(58×2)
ツアー参加費:2,988ペソ
ジョリビー・カーモナ店での送迎:200ペソ(100ペソ×2)

合計3,304ペソ(その日のレートで約7,104円)。

主催者であるParagliding Philippinesに直接申し込むと4,000ペソかかります。

こちら私が見つけた28%オフの2,988ペソディスカウントで提供する旅行サイト。

Metro Deal(英語)

動画

こちら今回のパラグライディングツアーを動画でまとめたものになります。

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