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Outと書かれた標識

フィリピン語学学校はすべて私立ですが、それでも学校別で校則を設定しており違反者はペナルティを受けます。
ペナルティ減点数が累積されたり、1回の違反でも内容がかなり悪質と学校が判断する場合には退学になります。ルール違反による退学処分を課された学生に対しては残り期間の学費に対しても返金は一切ありません。そのまま学校を追われる形になります。
ルール違反やペナルティ、退学処分などについては学校到着後に開かれるオリエンテーションで説明を受けます。

校則は学校により様々

フィリピン語学学校のルールは学校によって大きく異なります。傾向として日本資本語学学校はゆるく、その他の学校は厳しいです。
ただ注意点として日本人経営学校は数がすくなく全体の1~2割くらいの比率ですので二つの勢力と考えるよりは規則きびしめが多数派でゆるめが少数派と考えたほうが無難です。

日本資本系は規則がゆるい

無断外泊、異性の部屋に出入りする、お部屋への飲酒の持ち込みおよび飲酒などはフィリピン留学業界全体では一発退学も含めた厳重な違反対象行為となりますが、日本人経営系列の場合にはペナルティ対象にならない学校のほうが多いです。非日本系列でも緩い学校はいくつかありますが、かなり少ないです。

非日系はルールがきびしい

フィリピン留学の主体は韓国資本です。全体の7割以上を占めると思います。各学校とも経営者が違うので学校の校則はそれぞれですが、全体的にみれば厳しいです。授業の欠席、門限、飲酒、遅刻などうるさいです。

過去一発退場になった事例

窃盗

カメラ、レンズ、車の写真とStolenと書かれた文字
とある学校の2人部屋です。2名がそれぞれ金品の紛失を訴えました。そしてその後も紛失が続きました。紛失の申告のあった日の前後の数日間の監視カメラビデオの記録を回してみると部外者が入った形跡はありませんでした。学校側でそれぞれの学生を個別に呼んで事情を聴いた所ひとりの学生がもう一人の学生のタンスからお金を抜き取ったと自白。盗まれたというのは狂言でした。即刻退学です。
このようなケースは韓国、日本など学校の資本系列に関係なく退学になります。誠に残念ながらこの退学者は日本人でした。
学校は24時間体制で5台~10数台のカメラを回しているのでお部屋の中以外の学校の様子はすべて記録しています。

校庭で集団宴会

日曜日にお酒を外で買って学校に持ち込んで学校の校庭で宴会を開いたケース。参加者14~15人が一斉退学になりました。お部屋で隠れて飲んでいたのが発覚したなどの場合には警告などで済んだり、学生が高齢の方であった場合には見て見ぬふりをしたりする場合が多いです。ただ学校が校内飲酒をルール違反と規定しているにもかかわらず校庭で堂々と宴会を繰り広げていたわけでですから学校はメンツをつぶされました。参加者全員退学です。日本人学生も数名含まれます。退学者の中には最初から参加していたわけでなく通りすがりに面白そうだから座ってビールを飲んでしまった不運な学生もいます。

夜に裸でダッシュ

裸でジャンプする女性の彫刻
通常はこんな事件はないんですが、若者が集まると時に突拍子もない事が起こります。ゲームで負けた男子学生が罰ゲームとして校内のプールの周りをまる裸で1周しました。夜でしたのでさいわい他の学生には見つかりませんでしたが監視カメラにはきっちり記録されております。退学になりました。17歳の日本人の学生です。ただ卒業式が3日後でしたので学校長が3日間その学生を自宅に引き取り帰りの飛行機まで過ごさせたそうです。この学生の親御さんには退学になった事実は伝えておりません。

異性の部屋への出入り

少し意外ですがフィリピンの語学学校は一般的に異性の寄宿舎部屋への立ち入りを厳しく禁じております。多くの学校が一発退場させます。十数名の男女が女性寄宿舎部屋で一緒に時をすごしていたのが現行犯で見つかってしまい全員即刻退学になったことがあります。退学になった女性達は全員大泣きしたそうです。日本人も含まれます。
フィリピンの語学学校は夫婦の同居は認めますが籍の入っていないカップルの同居などは認めないのが一般的です。

累積ペナルティによる退学

一発退場でなくてもペナルティが累積される事により退学になる事があります。典型的な例は正当な理由なく授業をさぼり続ける事。最初は注意、厳重注意、警告と発展していき最終通知をへて退学になります。門限やぶりなども5回ほど繰り返せば累積退学になるケースが多いです。また許可なく外泊した事と今まで受けた厳重注意などの点数の合計で退学になる事もあります。

おわりに

フィリピン留学の参加学生は現役学生だけでなく社会人やシニアの方もいらっしゃいます。社会をある程度経験した方たちが学生時代の縛りルールなどの逆戻りに抵抗を感じ、学習に集中できなくなるなどの憂慮もあり得ますので人によっては厳しいルールがプラスになるわけではありません。
ただ自由放任主義ですと好きな事、やりたいこと以外すべてスキップする事も可能になりますので放課後の学習雰囲気は整っておりません。放課後学校に居残って予習復習される方はかなりの少数派になります。規制がないと授業さぼりも増加しますので授業を100%参加した学生には賞品などを与える学校も出てきています。
ルールが学習雰囲気を損なう要素はすべて排除するという考え方です。勉強第一主義です。当然校内の学習雰囲気もいいです。ただ学生によっては肩が凝る人もいらっしゃいます。
厳しい学校か緩い学校かはある程度情報を集めればすぐにわかります。さらに詳しくお知りになりたい方はエージェントや学校に直接詳細を説明してもらってもいいと思います。人それぞれ顔が違うようにフィリピンの語学学校も特徴が違います。

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