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セブCG校のマンツーマン授業風景

一日長時間マンツーマン授業はおすすめしない

フィリピン留学が欧米留学より基礎英語や会話力を早いスピードで向上させてくれる大きな要因のひとつがつきっきり指導のマンツーマン授業の存在です。すべてが自分のレベルや希望に沿ったオーダーメード教育なので万年英語おちこぼれだった方も12週も滞在すればほとんどの方が日常生活での英会話をこなせるようになります。

ただ最近ではこのマンツーマン授業の優秀性を強調するあまり、たくさんマンツーマン授業を受ければその分伸びが早いと宣伝する風潮が見られます。
そして多くの消費者の方もこの宣伝に影響を受けておりお問い合わせメールの希望欄にも『とにかく1日のマンツーマン授業数が多い語学学校』などの記載が目立ちます。
しかし私はこのような宣伝に対して懐疑的です。そしてなぜ1日8時間~10時間のマンツーマン授業などの長時間受講をあまりおすすめできないかについて私の考えを述べます。

長時間マンツーマン授業をおすすめ出来ない理由

吸収力と集中力の問題

ロードオブザリングの映画ポスター
まったく別のお話になりますが最近ロードオブザリング三部作を1週間かけて見ました。第一部3時間、第二部3時間、第三部4時間。全部合わせると10時間です。
これを一日で全部鑑賞すると大変疲れますね。でもやれない事はないです。ですがそれが毎日10時間違う映画を4週間見続けばどうでしょうか?
4週間後に振り返ってみるとよっぽどインパクトが強い映画でない限り多くの見た映画の内容を忘れてしまっているのではないでしょうか。
映画と授業は違いますが先生と自分以外だれもいないマンツーマンクラスでも体力と集中力をかなり消耗いたします。
1日長時間マンツーマン訓練の場合その場その場ではわかっているつもりでも授業を離れると習った事が頭からすっ飛んでいるというケースがよくあります。
人間の吸収力には限界があり、人間の集中力には限度があります。そして人間は毎日同じコンディションで平静を保てるわけでもありません。

予習復習の重要性

Reviewと書かれた写真
では仮に月曜日にロードオブザリングの一部、火曜日に二部、水曜日に三部見たといたします。
第一部を見終わったあとに自習時間を作り映画を振り返ったといたしましょう。ロードオブザリングの主人公はホビット族に属します。明るく温和で歌が上手いという民族の特徴があります。背か低く、足の皮が厚いので靴が必要がないという体的な特徴もあります。
それらエピソードなどをネットで調べたりしますと劇中に意味がわからなかった箇所も理解できたりします。復習する事により映画が自分の体の一部となっていきます。
アルウェンという魅力的な妖精の女性が出てきます。その美しさにすっかり魅了されてしまいこの女優を調べた所エアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラーの娘だという事がわかりました。ぐーっと親近感が湧きます。
映画を復習をすると英語のセリフまで復習対象になります。圧倒的数の差により劣勢に陥った自軍に対して遠くの援軍が松明を燃やして今助けにいくというサインを送ります。このアクションに対して準主役である魔法使いのガンダルフがHope is kindled(希望の火が灯った)とつぶやきます。かっこいい英語の表現ですね。でもこういう学習は見終わってからあまり時間が経たないうちに思い出しておかないと中々身につきません。(マンツーマン授業も同じです。)
一度見た映画に再度チェックを入れるのと一回見たきりで次の日に別の映画を見るのでは頭の残り方が違います。
勉強はいかに学習した事を頭に残すかが最終目的であり、マンツーマン授業の時間の長さはその手段にすぎません。

時間確保の問題

1日のスケジュール表
1日8時間から10時間の授業を受けっぱなしのあとは何もしない人と1日5時間のマンツーマン授業だけ受けて余った時間予習復習をきっちりやる人とでは後者のほうが伸びる速度が早いと思います。
放課後に予習復習をするかどうかは1日どれくらいのマンツーマン授業をとるかどうかより重要になってきます。
問題は長時間マンツーマン授業を受講した場合には自由時間を確保しにくくなるという事。1日8時間から10時間ですと朝から夕食あるいは夜までスケジュールぴっちりです。
自分の生活関連の時間も使わなければなりません。8週を超える長期ですと1日6時間くらいまででいいと思います。

侮ってはいけないグループ授業の存在

セブCG校少人数グループ授業の風景
1日8時間のマンツーマン授業カリキュラムと1日4時間のマンツーマン授業+4時間の正規グループ授業の構成。
多くの方は前者のほうが優れているように思われるかも知れませんが必ずそうとも言い切れません。
カリキュラムが優秀な学校ではマンツーマン授業とグループ授業の内容や使う表現、単語などが連動しています。つまりマンツーマン授業で習った事を別の授業スタイルで練磨できるとう事です。
きちっとしたグループ授業は定員4~5名ですので自分の役割はあります。だまり続けていたり寝たりする事はできません。しかしマンツーマン授業ほど疲れません。長時間スケジュールもそれほど苦になりません。
そしていろいろな意見が出てくるので笑いも頻繁に出ます。楽しい時間に覚えた事はなかなか忘れにくいです。
このようなスタイルのグループ授業は多くのスパルタ学校で採用しています。

ケースによっては長時間マンツーマン授業もあり

驚異的な体力と集中力の持ち主

スーパーマンに変身

ごく稀にですが驚異的な集中力と驚くべき体力を兼ね備えた方がいらっしゃいます。なるべくたくさんの授業をとって寝る時間を削って予習復習し続けてもへっちゃらな方です。今まで日本からフィリピンの語学学校に送客させていただいた2,200名のお客様の中で2~3名くらいですかね。
こういう方は長時間マンツーマンクラスでも問題ないでしょう。
但し最初は1日マンツーマン授業6時間~7時間のコースを組んでおいて現地で様子を見ていけそうであれば増やすという方法が無難でしょう。これなら損をしなくていいです。

短期留学生

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1週から3週の短期留学生でしたら長時間マンツーマン授業でもいいと思います。短期ですと集中力と体力が続くと思います。フィリピンに滞在する間に詰め込むだけ詰め込んで日本に帰国してからじっくり復習をすればいいです。

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