マニラ湾岸のDampaと呼ばれるシーフード市場でロブスターを持ち上げるジェニーさん。
マニラ湾岸にDampaと呼ばれる魚貝市場とレストランが混合した海鮮村があります。市場で食材を購入して近くにあるレストランで調理してもらって食事をするというパターンになります。本日はDampa(ダンパ)の紹介になります。
アクセス
- A:Dampaのシーフード市場および海鮮レストラン(Dampa Sea Side)
- B:モールオブエイジア
- C:日本大使館
- D:パサイバスターミナル地区、タフト駅、EDSA駅
- E:マニラ国際空港
- F:マカティ
Dampaから一番近くの有名施設はモールオブエイジア。フィリピンで4番目に大きなマンモスショッピングモールです。タクシーで5分かかりません。運賃は約60ペソ(約130円)ほど。すこし頑張れば歩いてでも行けます。
パサイ地区のタフト電車駅、EDSA電車駅前からですとタクシーで10分ほど。80ペソ(約180円)マカティからは250~300ペソほど。550円~660円ほどです。移動時間30分ほどでしょう。
タクシー運転手に『Dampa、シーフード』と告げればわかるはずです。
今回同行していただいた人たち
右がリサ、左がジェニー。二人とも私の住んでいる家屋で住み込み家政婦として働いています。家屋には7名ほどの外国人が部屋別で同居しております。リサは料理担当。ジェニーは掃除、洗濯係。ジェニーが掃除してくれると部屋が隅から隅までピカピカになります。リサは日本、韓国レストランを渡り歩いた腕利き料理人。カレー、麻婆豆腐、かき揚げそば、のり巻き、キムチ、和風漬物などなんでも出してきます。
今回Dampaに連れて行って食事をご馳走した理由は日頃の感謝という部分もありますが、腕利き目利きの料理人に交渉をまかせてローカル価格で新鮮な魚介類を調達させてもらう狙いもありました。
この二人は叔母と姪です。
シーフードマーケット
食材選び
- カニ、車海老、アサリ、イカ、切身魚(キニラウ用)、牡蠣の6品を揃える事。
- 食材の合計は2,000ペソ(約4,400円)を超えない事。
- よく見て新鮮な食材を選び出す事。
Dampaのお魚屋さんはアメ横のようにひさしの下で店頭に魚介類を並べるタイプ(写真上)と築地のように屋根のあるコンテナタイプに分かれます。魚屋さんの店舗数は数えませんでしたが40~50店くらいはあったと思います。
店頭に並ぶホタテ。
築地風屋根付き海鮮市場。
私たちがDampaに到着したのは日曜日午前10時30頃。午後1時まで2時間30分滞在しておりましたがその間日本人らしき人はひとりも見かけませんでした。日本人にはまだ知られていない穴場かもしれません。
ガチの攻防戦の末に
凄腕シェフ家政婦リサさんと店員の激しい綱引きの後に購入品の価格は2,000ペソ(4,400円)で決着。写真で店員がリサに示している電卓の数字は2,020(ペソ)です。
購入した魚介類はカニ(1kg)、イカ(500g)、牡蠣(500g)、アサリ(500g)、車海老(500g)、サバの切り身(500g)。この日の私たち3人のランチの食材です。食材費は合計2,000ペソ(約4,400円)。買った食材はそのままレストランへ運ばれます。リサは安くて評判がいいレストランを魚屋さんとの交渉中に調査済。Dampaの海鮮レストランは少なくとも30軒はあったと思います。Sharmilaというお店に決定。購入した食材の後ろでポーズを決めている男性はSharmilaのシェフ。こちらが調理方法を指定。調理代金およびレストラン利用料は1,200ペソ(2,640円)で決まりました。
海鮮レストラン
正面玄関
こちらDampaの正面玄関。タクシーはここで下車。左側がアメ横風の魚屋さん。右側が海鮮レストラン。アメ横風の魚屋さんの裏に築地風の屋根付き魚売り場があります。Sharmilaはアメ横風と築地風の間の小道の中にあります。海鮮レストランはその他東西南北に魚屋さんを取り囲む形で立ち並んでいます。
Shamila店内
Shamila店内。お店に入ったのは午前11時30分頃。先客は10名くらいの家族のパーティー客のみでしたが帰り際にはほぼ満席近くなっていました。
一品料理
あさりのスープ
アサリのスープはアサリと生姜のシンプルなあっさり味です。油が多いフィリピン料理でこのようなシンプル味に出会えると幸福感を感じます。アサリの身も相当美味しかったので一粒残らず食べました。英語名はClam soup。
天ぷらとチーズ牡蠣蒸し
蒸した牡蠣にとろけるチーズを添えたものと天ぷら。味も食感も良し。英語名はTempuraとSteamed Oyster with cheese。
イカ墨ソースの茹でイカ
今回一番の収穫はこれ。イカ墨をベース味にした茹でイカ。日本の居酒屋で出してもヒット商品になる予感がします。最初は定番のイカの丸焼きにするつもりでしたがリサがAdoboと現地で呼ばれるこの料理方式がいいと推薦。大当たりでした。もしDampaに行く機会があれば是非お試しください。英語名はSquid adobo。
カニのチリソース
ボリューム満点でこの一品だけ食べきれなかったので残りはお持ち帰り。市場のカニはオス、メスから選べます。身が引き締まって食べごたえがあるのはオス、カニ味噌やたまごを重視されるならメスです。この日はメスを選びました。英語名はCrab with chili sauce。
キニラウ
キニラウというフィリピンの代表的料理。魚の切り身をお湯でさっと湯掻いてお酢とショウガで味付けしたあっさり風味。今回の食材はサバでしたがマグロ、サワラなどでもいけます。和風に近いです。食材の鮮度が命の料理でしょう。英語名はMackerrel Kinilaw。
How Much
- 魚貝食材購入費用:2,000ペソ
- レストラン利用料、調理料:1,200ペソ
- レストラン注文:400ペソ(ミネラルウォーター、マンゴーシェイク2つ、ご飯)
- レストランへのチップ:100ペソ
合計3,700ペソ(約8,140円)
1人あたり2,713円の計算です。
私とリサとジェニーの3人分としては食材が多すぎました。カニは大部分お持ち帰り。その他の料理はすこし無理をして完食しました。この分量ですと5人分でいい感じだと思います。
5人で行ってビールを10本追加で注文しても1万円くらい。一人2千円の計算になります。
※料理をオーダーしてから出てくるまで1時間くらいかかりました。気長に待ちましょう。ダンパ訪問日は2018年5月27日日曜日。ダンパの営業時間ですが朝9時30分から開店している所、深夜3時まで営業している所などお店によってまちまちです。
ダンパ訪問の動画
こちら今回のダンパ訪問を動画にしたものになります。