2018年4月より新TOEICバージョンの導入
英語の能力を測定する検定試験TOEICが改良され2016年から改良バージョンが日本と韓国で限定的に導入されておりましたが、2018年4月より世界すべてのTOEIC実施国でTOEIC改良バージョンが実施されるとの発表がありました。この決定はTOEIC主催団体であるHopkinsの声明文で明らかになりました。
新旧におおきな差はない
改良点のおおきなポイントは今現在使われている生きた単語や表現を積極的に使っていくことであり、難易度や受講時間には変化がないとHopkinsは指摘します
実際新バージョンはリスニング試験では2人会話から2人会話と3人会話両方を出題するようになった、リーディング部門では受験者が読み込む分量が多くなったなどマイナーな改良しか行われておりません。
全体の10%くらいのアップグレードと言われております。
新価格の決定
全世界への新TOEICバージョンの導入に伴い新価格が発表されました。2018年6月の試験から以下の値段となります。
カテゴリー | 旧価格 | 新価格 |
---|---|---|
TOEIC L&R | 2,000ペソ | 2,300ペソ |
TOEIC S&W | 4,500ペソ | 5,500ペソ |
TOEIC S-only | 3,500ペソ | 4,000ペソ |
TOEIC L&RはTOEICリスニング及びリーディング試験の事。日本で実施される大半の試験はこちらになります。
TOEIC S&WはTOEICスピーキングとライティングのテスト。会話と筆記力をテストします。
TOEIC S-onlyはTOEICスピーキングのみのテストです。
フィリピン語学学校にあたえる影響
フィリピン語学学校は新バージョン、旧バージョン両方研究している学校と旧バージョンしか研究していない学校がございます。それはフィリピンで今まで行われてきたTOEICテストが旧バージョンであったためです。20108年4月からの新バージョン導入により、すべての語学学校が新バージョン対策に迫られる事になります。但し試験内容に大きな改良はないので大きな混乱は伴わないと予想されます。