フィリピン政府は2020年4月24日に現在続いているロックダウン封鎖処置を地域限定で5月15日まで延期すると発表。マニラを含むルソン島中部と南部の都市、イロイロ、ダバオ、セブなどの地方大都市が対象となります。
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4月16日から4月30日までの延長に続き2度目の延長宣言となります。フィリピンのロックダウン対象の地域と街はハイリスク、ミドルリスク、ローリスクに分類され、上記はハイリスクと判断された所。ミドルリスクは今後ロックダウン対象に含めるかどうか検討中の状態。ローリスク指定地域では限定的ですが医療、食品、生活必需品以外の経済活動が復活します。
フィリピンのコロナウィルス感染者統計
4月24日現在
フィリピンの感染者数合計は6,981名。その内死亡者数は462名。感染からの回復者は722名。世界規模の国別感染者数ランキングでは42位。
感染者が最も多い地域はマニラ北部ケソン市で約1,100名。全体の7分の1を占めます。延長にふくまれるセブは300人台と意外と少ないです。
ちなみに4月24日時点で日本は世界ランキング24位。日本の感染者数は13,080名(その内死亡者数は381名)。
過去1週間のフィリピン感染者統計
こちらは過去1週間の間に確認されたフィリピンでのコロナウィルス感染者数です。
4月17日218名
4月18日209名
4月19日172名
4月20日200名
4月21日140名
4月22日111名
4月23日271名
ロックダウンの内容
- 外国人を含む住民の外出禁止
- バス、タクシー、電車など公共移動機関の運航停止
- 食料、医療、日常生活用品に限り時間短縮営業が許可
- それ以外の営利会社やお店は閉鎖
- 一世帯に1枚発行されるパスを持ったもののみ短時間の外出が許される
この1週間に起きた事件
ドゥテルテ大統領が戒厳令布告をほのめかす。
ケソン市の検閲所で尋問を受けた退役軍人が抵抗をしたため警察に射殺される。
マニラの病院で集団感染。
バギオのフィリピン留学生たち(日本人を含む)が許可なしに学校から外にでて散歩していたところ地方警察官にみつかり補導、連行。その後釈放。
マニラのトンドで非合法に闘鶏ギャンブルを主催した関係者たちが逮捕される。