本日はフィリピンでビジネス英語が強い語学学校の中から4校ご紹介いたします。これら4つの学校の指導スタイルは有名テキストをベースに教える、独自のカリキュラムをベースに教える、生徒の要望にこたえて柔軟に対処しながら教える、のパターンです。
ビジネスコース受講の大前提
ビジネスコースは英語を使ってビジネスに対応できる力を育成する事を目的としています。なので受講生はある程度英語ができる事が前提となっております。
ビジネスコースを受講される方は英語中級レベルほどの実力を持たれているのが望ましいです。英語初級者で英会話もビジネス英語も両校平行して学習する方法はどちらも中途半端で終わるリスクがあります。
BULATSを教えるSMEAGキャピタルとCIP
セブのSMEAGキャピタル校とクラークのCIPはビジネス英語指導で定評がありますが、両校ともテキストにBULATSを使います。
BULATSとは
BULATSはケンブリッジ英検のビジネス分野の試験です。試験はスピーキング、ライティング、リーディング及びリスニングの構成となります。テストの内容はビジネス交渉、売買、製品の宣伝、会議英語、オフィス英語、市場分析など多岐にわたります。世界47か国の団体や機関にビジネス英語力の測定基準として認められているとの事。BULATSの特徴
SMEAGキャピタルのビジネスコースの特徴
セブのSMEAGキャピタルはフィリピンで唯一のBULATS公認試験会場ですので、こちらでBULATS試験を受験できます。
こちらのカリキュラムはマンツーマン8時間とグループ授業2時間。夜には1時間30分にわたりBULATSの模擬試験を行います。授業内容はBULATSのテキストをベースとしたビジネススピーキング、ライティング、リスニングとリーディングです。朝から晩までビジネス英語学習です。かなり密度が濃い集中学習になるので1週間から4週間の短期留学をおすすめいたします。
CIPのビジネスコースの特徴
CIPのビジネスコースはマンツーマン授業4時間と小グループ授業1時間の合計5時間で構成されます。SMEAGと比べるとゆったりしたスケジュールです。
CIPのビジネスで特筆すべきはマンツーマン1コマと小グループ授業をネイティブ講師が担当している事。実際に欧米諸国で様々なビジネスシーンを体験してきたネイティブから直接指導を受けられるので実践的です。ネイティブマンツーマンは主にスピーキング、グループは発音矯正、ディベート、プレゼンテーションなどをやります。ライティングやリーディングなどその他の分野はフィリピン人講師が担当いたします。
学習期間は長期、短期どちらでもいいでしょう。
独自のオリジナルテキストを使うMONOL
バギオのMONOLは自校作成のオリジナルテキストを使います。『カリキュラムのMONOL』と言われるほどこの学校のカリキュラムは優秀な事で名が通っています。
就職前と現役用の二つのコース
MONOLは就職を控えた学生たちの就職対策訓練と現役ビジネスマンのプレゼンテーション力対策訓練を軸にした二つのコースを提供します。
月曜日から木曜日までは一般ビジネス表現を学びながらも金曜日に実施される会社就職模擬面接準備や特定テーマのプレゼンテーション披露のため備えます。
金曜日当日は先生と生徒たちから質疑応答を受けながら日ごろの成果を披露していきます。
MONOLのビジネスコースは就職準備、現役、どちらのコースも8週を1単位で考えております。ですのでこちらでのビジネスコース学習期間は8週が望ましいです。
臨機応変なCNN
マニラのCNNは日本のビジネスマンがどんなビジネス英語を必要としているか熟知している学校です。この学校はJTB、大阪ガス、パナソニックなど日本の上場企業20数社の定期研修先です。日本人がどのようなビジネス折衝シーンに出くわし、どのようなビジネス英語表現で対応すべきかをよく知っております。企業側の要求を取り入れ調整しながらビジネス英語レッスンを進行させていきます。
それとこれは付加価値となりますが、所在地がマニラですのでアジアの経済がどのように動いているかをつぶさに観察できる機会も与えられます。フィリピンに進出する日本企業の約9割はマニラ首都圏に集中しております。ビジネスという観点で見ればマニラに比べセブはだいぶ田舎です。学習期間は長期、短期どちらでもいいでしょう。