日本からフィリピン留学をなさる場合入学先のフィリピン語学学校の最寄りにある空港まで留学生が移動し、そこの待ち合わせ場所で学校スタッフと合流して一緒に学校まで移動するという手順になります。
学校関係者は留学生から事前にいただいた航空券情報を基に空港の待ち合わせ場所でお出迎えの待機をします。通常はこの段取りで学校まで留学生がスムースにエスコートされますが、予期せぬ飛行機の欠航や遅延によりこの予定が狂う事があります。その場合のフィリピン留学生たちの対処方法についてお伝えいたします。
欠航の場合
欠航を知らせてくれるのは通常空港の航空会社カウンターかメールになります。
空港のカウンター
欠航は空港のカウンターで知らせてくれます。ですがカウンターまで行くまでに『○○便欠航』と大きく書かれた看板を目にするはずです。その他電光掲示板からでも確認できます。
航空会社からのメール
出発の数時間前に航空会社から『お客様が搭乗予定の○○便は欠航となりました』などのメールが届く事もあります。
以下は台風により予定航空便がキャンセルになった際にジェットスターから私に送付された実際の通知文です。
“この度はジェットスターにてご利用いただき、誠にありがとうございます。大変申し訳ございませんが、ご搭乗予定の成田 22/10/2017発GK41が欠航となりましたのでご連絡いたします。ご予約の変更につきましては、お手数をおかけいたしますがwww.jetstar.comへアクセスしてください。またはお電話でのお問い合わせにつきましては、ご予約番号○○○○○をご用意の上0120 9347 87にご連絡いただけますようお願いいたします。お客様へはご不便をおかけいたしまして申し訳ございません。”
欠航の際の対処法
航空会社に対して
航空会社は代案を提示してくれます。仕切り直しで次の航空便を確保します。
振替便の手続きは空港の航空会社のカウンター、インターネットからの申請、どちらからでもできます。
学校に対して
まず学校(留学エージェントを通した場合にはエージェント)にメール(電話がある場合には電話でも大丈夫です。)でご予定のフライトが欠航になられたとお知らせいたします。これで当日の学校関係者のピックアップ手配は解除されます。
次に乗る飛行機が決まれば情報便名、到着時間、航空会社等を学校(あるいはエージェント)に伝えます。これで次の便でのお出迎え再手配が準備できます。
あとは次の新しい便に乗り現地のピックアップ指定場所で学校スタッフと合流するのみです。
欠航の際の注意事項
たとえば4週留学で日曜日入寮予定が火曜日入寮になったといたします。消費者は日曜日から火曜日にスライドして、終了日も2日間うしろにスライドするとお考えになるかもしれません。ですがほとんどの学校はそのように判断いたしません。学校が招いた過失ではないとおもっているからです。ですので失った月曜日と火曜日のカリキュラムを学校が2日間うしろにずらす事も他の日に補填するという事もまずないです。学校の終了日は最初の予定の日曜日から4週間後になります。学生は欠航により失った2日間のスケジュールを取り戻す事はできません。
融通の効く学校ではまるまる1週間ずらして次の日曜日から4週間びっちりの予定で再スタートさせてくれるところもありますが、多くありません。
遅延の場合
遅延は空港の航空会社カウンターか電光掲示板でわかります。これもカウンター前に『遅延』の看板が掲げられている事があります。メールでのお知らせもあるかもしれませんが受け取った事はないです。
遅延の対処法
遅延の際に一番重要なポイントは便名が変更されているかどうかです。予定の飛行機が整備不良で他のフライト便にとって変わられるケースも多いです。
便名が同じで単純な遅延ですと学校ピックアップ側はわかります。フィリピンにある空港の電光掲示板に『Delayed(遅延)』と表記されるからです。それを見て学校スタッフは時間をずらしたりして、独自に対応します。
問題は乗る飛行機の航空会社が変わる場合です。航空便名が変わってしまうと学校側はピックアップ予定の学生がどの便に乗っているか把握できません。そのままでは空港でのお出迎えが不可となります。なので新しい便名と到着時間がわかればすぐに学校(あるいはエージェント)にご連絡くださいませ。この連絡はかならず必要です。
ですが便名変更なしの1時間、2時間の大したことのない遅延でも念の為学校(あるいはエージェント)に連絡され、遅延を報告いたしましょう。
欠便、遅延の際に確保しておくドキュメント
半日以上の大幅な遅延や欠便ですと余分なお金がかかります。宿泊代、食事代、移動費など。
とりあえず飛行機の遅延や欠便で発生した支出はかならず領収書を確保するようにしてください。のちに航空会社か保険会社に請求します。
弁償してくれるかどうかはわかりません。ですが領収書を持っていれば支払ってもらえる可能性があります。持っていなければ何ももらえません。
それとご自身が乗られる航空会社のカウンターで遅延証明書(Proof of Delay)か欠便証明書 (Proof of Missing Flgiht)をもらうようにしてください。