フィリピンの首都都市マニラ。首都圏とその周辺を含めた都市圏人口は2,400万人で世界第4位。出典:世界の都市圏人口の順位
マニラの心臓部となるのがマカティです。世界と国内の主だった企業、ホテル、ショッピングモールなどが密集し、昼も夜も人があふれます。歩道やインフラがよく整備されており、先進国の大都市を歩いているのと同じ感じを受けます。本日はフィリピンで最も発展した区域マカティの歩き方をご紹介いたします。マカティ中心地域は治安がいいので週末絶好の散歩スポットになります。
マカティへの行き方
地図
マカティ区域の中心部はグロリエッタ、SMショッピングモール、ホリデーイン、インターコンチネンタルホテルなどが密集する場所と高級ブティックやブランド直営店が立ち並ぶグリーンベルト地帯となります。
タクシーで移動
タクシーでマカティに移動の場合マニラ市内からですと通常どこからでも100~300ペソで行けます。行き先は『グロリエッタ4』や『グリーンベルト』など場所を特定されたほうがよろしいです。
マカティだけですと広すぎるのでドライバーが特定地を確認してきます。アクセスと利便性のよい『グロリエッタ4』と告げるのがよろしいでしょう。
グロリエッタ4の正面口。反対側にはホリデーインがあります。
電車で移動
MRT線2号(MRT2)を使ってアヤラ駅下車です。駅を降りるとそのままマカティの中心地ですので大変便利です。ケソン市などマニラ北部の方はNorth AvenueというMRT2駅までタクシーかジプニーで行かれればそこから電車で20分くらいです。
MRT2アヤラ駅の下車階段。目の前にある白い建物がSMマカティ。その向こうがグロリエッタ4となります。
見所
マカティの中心区域には高級レストランやホテル、ショッピングモール、高級ブティックなど様々なお店や建物が並んでいます。1日で見て回るのは無理なので初めてマカティに行かれるのであればグロリエッタとグリーンベルトを見て歩けばよろしいかと思われます。グロリエッタは中流、上流層のためのショッピングモールで5つの建物があります。総合的なものが一番揃っているグロリエッタ4だけでもかなり時を費やせます。グリーンベルトは上流層専門店のショッピングパーク。とても私の手の届くような一般庶民の品物は少ないですが、見て歩くだけならタダです。
写真はTim Ho Wan(添好運)の一品料理。香港に本店を置くミシュランレストランでグロリエッタとグリーンベルトの間の地上歩道に支店があります。
グロリエッタ4の様子
フィリピン中のありとあらゆるものがグロリエッタに勢ぞろいしているという印象を受けます。例えばタイマー付きの小型扇風機。あるようで田舎ではなかなか探せないのですがここでは簡単に見つけられました。今は日本では珍しいプラモデル屋さんなども2件あります。地方ではなかなか流通していない最新版のゲームソフト。それもここで探せました。フィリピン名店レストランはもちろんの事、ラーメン、寿司、串焼き、とんかつ、しゃぶしゃぶなどの日本企業進出店も目に付きます。
グリーンベルトの様子
フィリピン中の一番高い商品がここに勢ぞろいしているという印象を受けます。ブランド直営店の品々はもちろんですが、文房具屋の筆記用具ですら高いです。
グリーンベルトは真ん中におおきな庭園があり、その周りを円状でショップが囲んでいる作りとなっております。私は庭園の前にあるスターバックスによく立ち寄ります。周辺は昼は喫茶店、夜はバーに変身するお店が立ち並ぶので夜10時が過ぎてもテラスに人がたくさんいてわいわいがやがややっています。
グロリエッタからグリーンベルトへの移動方法
グロリエッタからグリーンベルトへは地上の道を行きますが初めて行く場合にはグロリエッタ4から直通通路を使ったほうがはるかに簡単で楽なので、グリーンベルト初訪問であれば以下の手順で行かれたほうがいいでしょう。
まずグロリエッタ4の館内を歩いていると上記のような目的別矢印があちらこちらにありますのでその方向に沿って歩きます。『Green Belt』と書かれた矢印の方向に進むと隣の百貨店ランドマークへの連絡口があります。
上の写真はグロリエッタ4からランドマークへの連絡口。ランドマークをまっすぐ突っ切り逆側の出口に出るとグリーンベルトをつなぐ歩道橋があります。
ランドマークを出るとグリーンベルトをつなぐ歩道橋があります。歩道橋上からグリーンベルトの外側にあるプラダ、グッチ、ルイビトンなどの直営店が見えます。
マカティのリトル東京(番外編)
地図と行き方
リトル東京への行き方はグロリエッタかグリーンベルトからタクシーがいいです。『マカティシネマスクエア(Makati Cinema Square)』と告げればわかるはずです。マカティシネマスクエアはリトル東京の隣にある複合施設です。タクシー運賃は50~60ペソ。私はいつも徒歩で行きますが(グリーンベルトから15分程度)リトル東京はマカティ中心部安全圏外であり、たまにひったくりなどもありえるのでタクシー移動をオススメいたします。シネマスクエアに到着すると建物端にある1階マクドナルドを探します。マクドナルド前から神社の鳥居やサウナフジの看板が見えます。
リトル東京の様子
マカティシネマスクエアのマクドナルド前に立つと見える鳥居。鳥居の横には山崎、関取、新宿ラーメン、サウナフジなどが並びます。
鳥居入口のすぐ隣にあるサウナフジのお風呂場。男性用も女性用もあります。フィリピンではめずらしく刺青の方入場お断りです。マニラでタクシーに乗らずに徒歩でたどり着けるサウナなので私は重宝しています。サウナと1時間のマッサージ付きで男性は920ペソ、女性は750ペソ。
鳥居の先を進むと居酒屋、お好み焼き屋などの店舗が並びます。鳥居の内側、外側、隣のマカティシネマスクエアを含めますと20軒以上の日本人店舗があります。
最後に
東京銀座を歩くとそこだけ別世界の感じを受けます。女性も男性も洗練された身なりをし、ある種の品格を漂わせている人たちが多いです。フィリピンの別世界はマカティです。マカティ中心地ではフィリピン定番の短パンTシャツ姿の女性をあまりみません。(但し外国人でしたら私のようなユニクロ半ズボン、ユニクロシャツ的な格好でも変な目で見られる事はありません。)
マカティを初めて訪れた人は『ここが本当にフィリピンなの?』と口を揃えて言います。マニラのど真ん中にあり、フィリピンを象徴する近代都市。マニラをお立ち寄りの際には外すことのできない名スポットの一つでしょう。