マニラ北部のケソンシティでドローン空撮を行った模様をご紹介いたします。空撮エリアはフィリピンのトップ大学であるUP Diliman周辺です。撮影機種はMavic Pro Platinum。
今はもう飛ばせない
ドローンを操作した場所はUPデイリマンのキャンパス内のラジコン練習場。UP College of Fine Artsという施設があり、その目の前にあるグランドになります。場所はMRT3号線クバオ駅からタクシーで20分ほどの所。タクシーで150ペソです。
ここは誰でも手軽にマニラ市内を許可なしで空撮できるほぼ唯一の場所でありUP Dilimanの公式ラジコン、ドローン公式練習場でありましたが2019年からルールが変わりドローン飛行にはUP大学側の事前承諾が必要となりました。それと申請対象はUP Dilimanの学生か大学関係者に限定される事になったので、実質一般人のドローン飛行は不可能となってしまいました。
写真はドローン練習場に配置されているセキュリティ。2019年3月に久々に私のドローンを飛ばそうとしたところ、2019年から規定がかわったのでここで無許可でドローンを飛ばす事は出来ないと止められてしまいました。
私のように規定変更を知らないドローン愛好家がよくこの場所を訪れるからなのか、私に近づいてきたときにセキュリティは大学が発行するドローン規定変更の公式文書を手に持っていて、それを読むようにと私に指示しました。結果、その日はもちろんの事、これからドローンをそこの練習場で飛ばす事ができなくなりました。まだまだ撮影したいカットを何ショットか頭の中に描いていましたので無念です。
ドローンで写した空からの写真
こちらは以前僕がUPドローン練習場付近で撮影したいくつかの写真となります。
こちらUP Dilimanの正門です。日本ですと東大の赤門のようなものです。
UP Diliman練習場で飛行中気になるのはホームグラウンドから500~600メートルくらい離れると機体とコントローラーの通信の惰弱性警告がよく発せられる事。ほんの数秒で回復しますがコントローラーと機器を結ぶ通信が不通になる事もあります。アンヘレスの空撮ではこの距離でこのような体験はありません。
僕の愛用機種はドローンの中では特に電波通信に強いと言われているMavic Pro(Platinum)。首都圏では通信障害を引き起こす要素が多いのかもしれません。
ここら一帯はフィリピン優秀大学ランキング1位のUP Diliman、2位のアテネオ大学、30位のミリアム大学が隣り合わせで立地する学園密集地域です。フィリピン大学ランキング(2019年版)
向こう側はマニラの中心地。UP Dilimanからマカティまでは18kmほど。
フィリピンのドローン規制
フィリピンのドローン規制は日本よりは甘いです。ドローン機種の重量が7kg未満でしたら申請は必要ありません。
海岸などでは比較的自由に空撮できます。日本より厳しい部分としては高度のマックスが120メートルまでである事。日本では高度150メートルまで許されています。夜飛ばしてはいけない、人の近くで飛ばしてはいけない、空港の近くでとばしてはいけない、目視外での飛行をしてはいけない、などの基本部分は世界共通です。海外ドローン規制:フィリピン
但し首都マニラとクラーク・アンヘレス地域などは建物が密集している場所では規制が厳しいです。東京23区がそうであるようにマニラでドローンを飛ばせる所はなかなか探せません。私が知る限りUP Dilimanの練習場が唯一のドローン飛行可能な場所でしたがそれもなくなってしまいました。ウェブ上にいるマニラドローン愛好家たちから何か新しい情報を得られればそちらを訪ねるつもりです。
動画
こちら今回のケソン空撮動画となります。