フィリピンで講師と同居できる語学学校があります。バギオのMONOLとマニラのCNNです。
留学滞在期間中ルームメート一人が同性の講師になりますので授業だけでなく生活面でも同じ時間を過ごす事になります。
僕が知る限りこのシステムを運営しているのはこの2校しかありません。
講師と同居のメリット
24時間英語漬け
滞在中正規授業やオプション授業で使われる言葉はすべて英語ですが放課後もすべて英語という生活には通常なりません。ルームメートに自国の生徒がいればやはり母国語を使ってしまうようになります。この傾向はEOP(英語のみ使用ルール)を実施している学校でも見られます。お部屋は密室なのでEOPの規則違反が発覚しにくいです。
ルームメートの一人が先生ですと放課後も英語を使い続けなければならないので留学中24時間英語生活を実現可能です。
わからない所をすぐに教えてもらえる
学生のお部屋に配属された先生はそこで生活しております。週末に実家に帰るなどしない限り夜はいつでもお部屋にいます。ですので英語やフィリピンの生活などでわからない事があればいつでも教えてもらえます。英語とフィリピンの生き字引と一緒に生活すると考えて差し支えないです。もちろん外国のルームメートとの共同生活も貴重な体験です。ただこと英語となるとやはり英語の達人である講師はいつも正しい英語の道を示してくれます。
夜の特別懇談会がある
特に学校規定で講師同居部屋とセットになっているという事ではないですが、講師同居寮では通常夜9時か10時くらいから30分ほどディスカッションの時間を設けます。
ディスカッションのテーマは前もって決めてあります。講師同居ルームの学生たちは単に知らない事を聞くだけでなく、体系的な指導も受講可能です。
講師と同居のデメリット
感性が合わないとつらい
先生も人間です。いろんなタイプがいます。ご自身と性格が合わない先生も存在いたします。苦手のタイプの人間と付き合えるようになるのも自分の糧ととらられる人もいますが、そうでない人間もいます。いい悪いではなく、ウマが合う合わないです。そのような場合には他のお部屋への移動申請をなされたほうがよろしいです。フィリピン留学はそういう部分は結構ドライですので、相手に気を遣う必要はありません。ただ先生だけでなく、同じ事はルームメートにも言えますね。
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息抜きができない
留学中ずーっと英語を使い続けるとその分英語の伸びも早くなります。思考回路も日本語翻訳でなく、英語で物事を考えるようなくせがついてきます。ただきついですし、精神的にストレスがたまってしまうような方もいらっしゃいます。先生と同居寮は息抜きの時間を見つけにくいのが難点です。
MONOLとCNNの特徴
MONOL
MONOLは学生3人+講師1名の固定タイプです。他のタイプはないですが、8部屋くらいあるのでもし先生と合わなかった場合には他の3+1人部屋に引っ越ししやすいです。
MONOLはPINES、HELPと並ぶバギオ3大名門語学学校のひとつです。この学校はスパルタ総本山のバギオでは珍しく平日夕方5時から夜9時まで外出可能なセミスパルタです。
カリキュラムは復習を重視しますので宿題が多い特徴があります。英語初級者の基礎固めとIELTSが特に強いです。EOPを実施しています。施設は綺麗です。ゴルフ打ちっぱなし練習場やヨガ教室など付帯施設も充実しています。Wifi環境もいいです。
CNN
この学校は2+1人部屋、1+1人部屋と同居スタイルにチョイスがあります。ただこの学校の寄宿舎で生活する講師は少ないので時期によっては同居部屋に入れない可能性があります。事前確認が必要です。バギオの名門語学学校と引けを取らぬほどの実力と名声があります。フィリピン留学業界最古参で草分け的存在でもあります。
スタイルは平日外出可能なセミスパルタと外出不可のスパルタがあります。講師と同居部屋を望まれるのであればスパルタコースを選択しなければなりません。この学校はスパルタコースのみEOPが実施されております。
校舎と寄宿舎が離れているのがマイナスポイント。徒歩15分ほど。二つをつなぐ学校の無料シャトルバスが運営されております。
基礎固めとビジネス英語が特に強いです。