マニラ南の玄関口と呼ばれるパサイ地区。マニラ国際空港から7km。ここに20近いバス会社がターミナルを構えます。行き先はビガン、サガタ、バギオ、スービック、クラーク、ターラック、タガイタイ、バタンガス、タガイタイ、レガスピなどルソン島のほとんどのメジャーな都市をカバーしています。
本日ご紹介させていただくのはパサイビクトリーライナーバスターミナル。主な行き先は日本からの利用者が多いバギオ、スービック、クラークなど。マニラ空港からこちらにタクシーで移動して各都市へ移るというパターンです。タクシー料金は200~300ペソ(440円~660円)ほどです。
今回はタクシーでビクトリーライナー社のバスターミナルに到着して乗車券を購入してバスに乗るまでをご案内いたします。
ナビゲーターは家政婦ジェニー。上記写真はバスターミナル敷地内のタクシー降車場付近。
タクシー降車からバス乗車までの手順
セキュリティゲートを通過
タクシーを降りたら奥に進みセキュリティゲートを通過します。持ち物を検査されます。
バス乗車レーン
セキュリティゲートを通過するとバス乗り場。3つのレーンが並んでいます。バスに乗り込む前にさらに奥に進んでチケットカウンターで乗車券を購入します。
チケットカウンター
パサイビクトリーライナーには3つの行き先別売り場があります。左からオロンガポ、ダグパン、バギオ行きとなります。オロンガポはスービック行きです。クラーク・アンヘルス方面(DAU)行きは2番売り場です。2番のダグパンと3番のバギオは2018年1月放映の『こんなところに日本人』で女優の中島ひろみさんが紹介していました。
休憩所
チケットを購入されればバスレーンの前の休憩席で待機。
チケットにバスの出発時間とバスの番号が出ていますのでよく確認して乗り込んでください。バスは到着して5分くらいしか待機しない事が多いのでのんびりしているとおいてけぼりにされます。
ビクトリーライナーには一日4本だけデラックスバギオ行きというのがあります。500円くらい高いです。これを予約すると2階のVIPエアコンルームで待機できます。一度だけ使った事があります。
大型の荷物がある場合にはバスのサイドトランクに保管いたします。車掌さんがバスの周辺にいるので彼に荷物を渡すとサイドトランクに入れてくれます。
注意点
深夜のパサイ到着はおっかない
深夜3時~4時の間にパサイビクトリーライナーターミナルにクラーク・アンヘルスのDAUバスターミナルから2度到着した事があります。下ろされたのはターミナル施設の外。ワイヤーロープで区切られていてターミナルの中に入れません。周辺は真っ暗。ほとんど手探り状態で周辺に待機しているタクシーを探します。マニラに慣れている私でもかなり緊張しました。危険な匂いがします。女性ならお化け屋敷より怖いと思います。パサイのターミナル外は治安がいい場所ではありません。深夜のパサイ到着は避けたほうがいいと思います。2017年秋からクラーク・マニラ空港間直行バスが出るようになったのでマニラ空港に行かれるのであればそちらを利用しましょう。
深夜の出発便はない
午前零時10分くらいにマニラ国際空港からパサイに到着してアンヘルス・クラーク行き(DAU)のバスに乗ろうとしたところDAU行きは朝4時までバスがないと言われました。こんなところに深夜4時間近く待機するわけにはいきません。その時間帯のパサイには白タク業者が待ち構えています。DAUまでは3,000~4,000ペソ、バギオまでは8,000~10,000ペソ。人の足元を見ています。マニラ空港に深夜到着したのであれば明け方まで治安の心配がない空港内で待機して、日が昇ったらパサイバスターミナルに移動するという方法が望ましいです。
2018年5月31日のビクトリーライナーホームページによるとパサイからのバギオ行きが出る時間は午前2時と4時。深夜移動は怖いので朝まで空港で待機いたしましょう。