TOEIC800点を獲得するための3つのステップ
日本ではTOEIC800点と言えばステータスの高い点数とみなされますが英語初級者でもフィリピンで24週留学すれば十分たどり着ける点数です。
以下その方法、フィリピンTOEIC学習のメリット、TOEIC24週留学でいくらかかるかについて説明いたします。
ステップ1:フィリピン渡航前に単語を暗記する
TOEIC800点を獲得するには大体5,000~6,000単語を覚えていないとだめだと予想します(基礎英単語+TOEICの試験によく出てくる英単語)。大学受験勉強過程で4,000個ほど身に付けるので大学受験経験者や卒業生は渡航前に復習をしておけば大丈夫です。これから英語を始める方は日本で最低2,000個くらいの単語を暗記しておきたいです。残りはフィリピンの学習中に暗記します。
いずれにせよTOEIC800点獲得に必要な単語は毎日のミニ単語テストなどで強制的に暗記させられますので、単語の暗記ができていないとフィリピンの生活がかなりきついものになってしまいます。余裕を持って生活するためには事前単語暗記が必修です。
このブログでは中学英単語1,200個のマスターをシリーズで強調しております。コアな1,200の部分は体の一部分になるくらい徹底的に暗記しておきたいです。残りは単語を見て意味がわかるくらいになるまでで大丈夫でしょう。
基礎レベルを渡航前に暗記しなかったために、フィリピン入国後に講師の言っている事がわからず、現地で初歩的な単語さえも暗記する時間を作らなければならない。この事態は絶対さけたいです。お金とフィリピンの時間がもったいです。
ステップ2:カリキュラム中心型の語学学校で学ぶ
フィリピンの語学学校は英会話を強調するスピーキング強化型と読む、書く、聞く、話すの全体的英語力をバランスよく育て上げるカリキュラム中心型に分かれます。
語学学校の数も留学生の需要もスピーキング強化型が多いです。全体の8割以上にのぼると推測されます。ただ英会話だけうまくなっても英語検定試験で点数は取れません。読む、書く、聞く、話すという英語の基本がある程度できてこそ、難解な試験問題でも多方面アプローチから正解にたどりつきやすいからです。ですので英語初級者の方の場合にはカリキュラム中心型の語学学校が推奨されます。
カリキュラム中心型としてフィリピンで有名な学校としてはセブのPhilinter、SMEAGスパルタ、EV、バギオのPINES、MONOL、などがあります。
カリキュラム中心型は授業は変更不可の固定タイプで宿題が多く、生活が学校のルールで規制されやすいです。但しカリキュラムがしっかりしているので『一生懸命勉強したがあまり伸びなかった』等の失敗例がすくないのが特徴です。
フィリピン留学最初の12週ではTOEICの事はひとまず横におき、英語力の基礎固めに専心します。目指す目標はTOEIC500点から600点の英語力です。(TOEICの点数自体ではなくあくまでもそれくらいの英語力という意味です。)それほど高いハードルではありません。
選択するコースは一般英語(ESL)コース。英語の基礎ができてないのにTOEICの点数がほしいからといっていきなりTOEICコースに入ってもついていけません。近道のようで実は遠回りです。
但しオプションクラスなどでTOEICクラスがある場合には参加してTOEICをなんとなく慣らしておいてほうがベターでしょう。ですが本格的なTOEIC学習にはまだ入りません。
ステップ3:TOEICコースで学ぶ
フィリピンではESLや英会話だけでなくTOEIC教育も盛んです。それはフィリピン留学が最も盛んな韓国でもTOEICの点数が日本のように英語力の基準とみなされているからです。多数のTOEICコース卒業者を送り出しており、どれくらいの期間にどれくらいの点数が上がるなどの統計もあります。TOEICコース受講者の4週平均上昇値は70~80点です。
最初の基礎固めの学校で500点ほどの英語力を育てればTOEICコース12週で710点から740点、600点であれば810点から840点のスコア獲得が見込めます。
2校目でTOEICコースを選択します。TOEICは基本どの学校も強いです。TOEIC有名校ならご自身と学校との相性が悪くなければ大丈夫でしょう。強いて候補をあげるなら模擬試験をたくさん実施して実践なれさせるTOEICコースを準備しているところがいいです。
平均値は4週70~80点ですが、人により差があります。8週で300点アップさせる人も珍しくなく、平均値に到達しない学生たちも存在いたします。傾向として500点台など英語中級の入口にいる人たちの伸び率は高く、800点から900点にあげるなど高得点を狙う人たちの点数上昇スピードはスローになっていきます。
TOEICコースを選定する上で学校選びはTOEIC有名校であればそれほど大切な要素にはなりません。ポイントはTOEICコースに入るまでにいかに英語基礎力を伸ばすか、いかに頑張るかにかかっています。
TOEICのメリット
TOEFL、IELTS、ケンブリッジなど世の中には英語能力を測る検定試験がいろいろありますが、TOEICの特徴を一言で言うなら日本の会社への就職に有利な資格と言えます。TOEIC600~700点を会社就職や大学卒業の前提条件にしている所がある。会社の昇進条件にTOEICの点数が要求される。人材派遣会社でTOEICの保有点数で賃金が変わる。TOEIC900点を持っていれば一部試験が免除される国家試験もあります。
日本では英語力測定の絶大的権威を持つTOEICではありますが、海外での影響力はさほどではありません。海外留学、海外就職、海外永住などをお考えの方は他の資格が必要となってくる点ご記憶くださいませ。
24週TOEIC留学でいくらかかるか
学費を上下させる要素
学費はいろいろな条件で異なってきます。
学費の値段を要素としては
- 学校自体が提示する学費の差
- お部屋のタイプの選択の差
- 単独校学習と複数校学習の差
支出を決める一番大きな要素は学校が提示する学費の値段です。立地、施設などにより大きく異なってきます。但し学費の高さがそのまま学校指導の善し悪しに比例するものではありません。高くてもいい学校もありますし、そうでない学校もあります。
お部屋の選び方でも金額が変わってきます。1人部屋は割高になり、4人部屋、5人部屋など複数人数部屋ですと割安になります。24週など長期留学ですと馬鹿にならない金額の差になってきます。
ひとつの学校でストレートに学ぶのと(基礎固め+TOEICコース)と複数の学校で別々に学ぶのとでも(1校目は基礎固め、2校目はTOEIC)差がでます。1校ストレート学習のほうが諸経費などを節約できます。但し半年近く同じ場所に居続けると退屈になってしまう方もいらっしゃいます。
コストを抑えた留学プランの支出目安
フィリピン留学の柱となる学費(授業料、食費、寄宿舎滞在費、掃除洗濯代)を複数人数部屋、1つの学校で半年(24週)、平均学費の学校の選定という条件で算出した場合24週の合計は70~80万円。ビザ更新費用、光熱費などの現地費用が半年で13~14万円ほど。海外旅行保険は1か月1万円が相場。ですがほとんどの語学学校は留学生の海外旅行保険加入を義務ではなく任意としておりますので非加入でも問題ありません。(ただしなるべく加入を推奨いたします。)往復航空券の相場は日本-マニラ間が4万~6万円、日本-セブ間が5万~7万円。ただし7月、8月と年末年始の値段は跳ね上がります。おこづかいの相場は平均4週で3~4万円です。これでほとんどの留学経費をカバーしてます。