フィリピンから移動宿泊費をタダにして2泊4日の台北弾丸トラベル

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フィリピン留学中に2泊4日の台湾弾丸トリップ

12週から16週フィリピンで留学した場合、その途中で海外旅行に出かければ現地費用を17,500円くらい削減する事が可能でそのお金を使えばフィリピンから台湾、マカオ、香港への航空券代と宿代を捻出できると前回書きました。
今回はマニラから2泊4日で実際に台北に行く場合のモデルプランを紹介いたします。出発は木曜日の夜で帰着は日曜日明け方です。
実際の台湾滞在期間は1週間ほど。高雄、台南、花蓮なども巡っておりますがその時の台北旅行経験をベースに2日間の台北弾丸トリップとしてまとめました。

桃園空港到着は深夜

フィリピンマニラから台北行きのセブパシフィックを利用した場合の到着地は郊外にある台湾桃園国際空港となります。セブからでもマニラからでも到着時間は深夜0時~1時の間です。(フライトスケジュールの変更もありえますので旅行を組む前にホームページでご確認お願いいたします。)
桃源駅につくとまずは両替します。深夜でも両替所は空いています。台北市中心までは移動時間が車で1時間くらい。深夜到着でも台湾は治安がいいのでそれほど心配はありません。空港からバスかタクシーで移動します。台北駅前までですとバス料金は350円くらい、タクシーですと5,000円くらいです。前もって台北駅前のユースホテルなどに予約を取っておいたほうがいいです。一泊3千円くらいが相場ですがかなり綺麗と評判です。女性専用安宿もあります。宿につけばその日の日程は終了です。
桃園空港にある台北駅前行き長距離バス
桃園空港から台北駅前行きのバス。20分に一度くらいの間隔で出ています。

台北でのモデルプラン

台北市内の移動はMRTを使う

台北市内の移動は基本安くて便利な地下鉄(MRT)の利用をおすすめいたします。行き先は全部漢字で書かれているので分かりやすいです。それと各線は独自のカラーを持っていてそのカラーと漢字を目安に乗り換えなどをいたします。初めて乗りこなすにしても行き先さえきっちり決めておけば迷わないでしょう。イメージされているよりは乗りこなすのは簡単です。2日の台北旅行で地下鉄代金は2,000円もあれば足りると思います。これで台北市内移動費用は解決です。

台北MRTの乗り方についてはこちらの記事が詳しいです。
ぺたぺた台湾トリップ

台北MRTの路線図はこちら
大好き台湾

台北のMRT車内

1日目

朝食

到着翌日は前日遅い到着ですので午前9時に起きて周辺の屋台で朝食を食べます。すこし甘い豆腐と豆の豆花系、肉まん、台湾の煮込み豚肉かけ飯、魯肉飯あたりがおすすめです。どれも100~200円程度です。
台北駅近くに老蔡水煎包(開封店)という人気の肉まんやがあります。朝6時から営業。ここで1個50円くらいの肉まんを二つ買って朝食がわりにしてもいいです。朝食後は部屋に戻ってシャワーを浴びます。
エビご飯と卵スープ
エビご飯と卵スープ。二つで270円くらいです。
台北の朝
台北駅前の朝

烏龍茶の名産地猫空へ移動

台北市内を走るMRTという電車とケーブルカーを駆使して茶畑のある猫空に行きます。台北駅から赤いラインの電車で象山駅に一直線で進みそこでケーブルに乗り換えます。

ケーブルカー駅は象山駅を下車して400メートルくらい移動したところにあります。月曜日は運行していないのでご注意を。標高300メートルの終点に茶畑と茶房の都猫空があります。

あちこち点在している茶房の中から見晴らしがいい店を選びました。200g入りくらいのお茶の葉を購入し、清水と炭火で味わいます。2,000円くらいだったと思います。残ったお茶の葉はお持ち帰りです。
店員がまず最初に急須の中にすこしお湯を入れて捨てます。その後になみなみとついだ一杯目が絶品でした。これほど美味しいお茶は人生でもめったにお目にかかった事がないです。衝撃と感動でした。

贅沢で優雅なひとときを過ごせます。茶房は午前11時オープンです。午後12時30分に山を下り電車にのります。進む先はMRT東門駅・永康街。

小龍包の王様鼎泰豊(ティンタイフォン)本店へ


象山駅から赤いMRT電車5つ目に東門駅があります。東門駅出口5番を出て直線で30メートルほど歩くと人が並んでいます。その前が鼎泰豊本店です。


小龍包は昔からありましたが鼎泰豊のおいしさが広まり世界で有名になったという経緯があります。絶品です。ランチでもすこしたくさん頼めば2千円くらい覚悟しなければならないと思います。

店内には日本語や英語ができるスタッフがいます。
鼎泰豊のある永康街には骨董品屋がたくさんありますのでその方面で興味がある方は永康街の骨董屋めぐりをしてもいいかもしれません。

新北投の温泉街へ

赤いMRTの淡水方面に進み北投駅で下車しそこで新北投駅行きの電車に乗り換えます。
温泉地新北投の日帰り温泉可能な場所としては日本人経営加賀屋、百樂匯溫泉飯店、北投青礦名湯などがあります。新北投の温泉は基本水着着用ですが左に紹介した3つの湯処は日本と同じように裸で入れます。
私はこのサイトを参考にして百樂匯溫泉飯店に行ってまいりました。にじいろ台湾
加賀屋の横にあります。駅から徒歩4分くらいです。
お湯も熱く施設は綺麗で水風呂もありかなりここちがよかったです。群馬温泉好きの私も大満足。入湯料は1,300円くらいでした。

温泉街から夜市へ

夕方くらいに温泉街を去り新北投から北投で乗り換えて赤いMRTで象山行きに乗り7つ目の劍潭(ジエンタン)駅で下車すると台湾最大の土林夜市があります。
土林夜市の臭豆腐売り場の前
台北の夜市の名物と言えば臭豆腐ですが、私は苦手です。

青空スマートボール場
日本ではほとんど姿を消している懐かしいスマートボール場。

土林の青空市場コーナー
土林市場はただの通りではなく街一角です。ここの屋台のはしごをして食事をすましながら見て回っても3~4時間くらいは時が流れると思います。この日はここでお開きにします。

2日目

朝食

翌日は台北で最も有名な朝ごはん屋で食事処阜杭豆漿を紹介いたします。豆乳とパンの店。
朝6時くらいまで行かなければかなり待たされます。場所は台北駅のとなりにある善通寺駅から徒歩2分。私はこのお店にはまだ行っておりませんがとにかく有名です。
こちらの記事が詳しいです。
暮らすように旅する。台湾

故宮へ

台北故宮博物館正面
台北で最も有名な建物です。おおよそ70万点の古代の中国の人工品および美術品を所蔵されていて、ほとんどの収集物は中国の古代の皇帝によって集められた高品質なものです。朝8時30分から開館。午後は混み合うので朝一番にいったほうがいいです。故宮までは赤い電車の土林駅からバスで15分、タクシーで5分。

故宮名品のひとつ白菜
虫がとまったハクサイの形に彫刻した高さ19センチメートルの美術品。原石は、半分が白、半分が緑のヒスイ輝石。原石には空洞などの欠陥箇所もあるが、この彫刻ではそれが白菜の茎や葉の形にうまく活かされています。上部の緑色で白菜の色を再現しているが、これは人工着色ではなく、石に元から付いていた色を生かしたものです。
この他、豚肉、鍋に彫刻で刻み込んだ紀元前の契約書など歴史好きには堪らない秀作が勢ぞろい。展示物の数が多いのでここに行かれるのであれば事前に学習して見るものを決めておいたほうがいいです。

台北市内散策

午後一番で台北駅に戻り周辺を散歩。
台北駅前
台北駅前の新光三越デパート前付近です。

台北駅の地下街
台北駅の地下街。

台湾牛肉ラーメンの店
ふと駅前の路地裏を歩いていると台北名物牛肉ラーメンの有名な店の前で10名ほど並んでいたので私も並びました。
牛肉ラーメン
牛肉ラーメン1杯140元。日本円でおおよそ514円です。感想はほぼ日本の肉うどんでした。

台北101へ

台北市内からの台北101への眺め
台北101は101階建てのビルです。高さ509m。現在は東京スカイツリーなどの建立により世界4位です。竣工当時は高さ世界一位。赤いMRTの象山駅一つ手前にある世貿駅出口4を下車すると目の前が台北101地下1階入り口。

台北101展望台からの眺め
台北101展望台からの眺めです。台北市をすべて見渡せます。展望台に登るには2,000円くらいかかります。

最後の晩は饒河街夜市で

土林夜市の次に有名なのが緑の饒河街夜市。MRT松山駅下車徒歩7分ほど。台鉄台北駅の次の駅である台鉄松山駅からですと徒歩3分とさらに近いです。饒河街夜市は直線600メートルなので複雑に入り組む土林夜市のように迷う事はありません。シンプルな形ですが多種多様の食べ物や商品がたくさん並べられております。
饒河街夜市の正門

饒河街夜市の正門。饒河街夜市は長さ600メートルくらいの一本道です。台湾一長い夜市と言われています。

胡椒餅
饒河街夜市と言えば胡椒餅が有名です。胡椒をきかせた豚肉と葱を皮で包み焼いたもの。

2日目第二の選択九份

故宮や台北散策にはあまり興味がない方もおられます。そのような方には九份という人気スポットがあります。レトロ感漂う町並みが人気を呼び台北旅行の定番立ち寄りスポットになっております。
九份の古風な建物
九份は昼間でも昭和のような昔風のカフェでコーヒーを飲んだり、街を歩いたりして十分楽しめますが、綺麗な日暮れや夜景が特に人気です。

九份の路上でひしめきあう観光客たち
台北と九份間の移動は電車、バス、タクシーが一般的ですがバスの利用者が一番多いようです。片道1時間20分。距離にして30km。
台北からバスで九份への移動はこちらが詳しいです。ぺたぺた台湾トリップ

午後21時には台北バスターミナルへ

マニラかセブ行きのセブパシフィック出発は大体午前1時から2時の間です。台北駅前のバスターミナルに午後21時に到着すれば桃園空港には遅くとも23時までに到着できるはずです。
2016年10月に台北駅前バスターミナルの位置が変わりました。東三門という台北駅東側です。私が台湾を訪れた4ヶ月後です。

こちら新バスターミナルの情報が記載されておりますので、こちらを参考にお願いいたします。ギャザリー

地下鉄も含めた上記遊覧にかかる費用は恐らく1万5千円を超えないと思います。101の展望台に登らず高級レストランに行かなければ1万円未満でもやれると思います。航空券代、宿泊代は別途計算です。この部分はフィリピンで支払うべきビザ代と外国人登録証が化けたとお考えくださいませ。

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