日本では非常に値段が高いPS4のゲームソフト。発売当社なら7,000~1万円くらいします。
ただ同じものを同じ時期にフィリピンのショッピングモールなどで購入しますと4,500円~6,000円くらいで済みます。
金銭的には少しお得なフィリピン販売のPS4ゲームソフトを買うべきかどうかについて考えてみます。
日本でもフィリピンでも使える
フィリピン販売のソフトが日本のPS4本体で稼働するかどうかという前提条件があります。
フィリピンで買ったPS4のゲームソフトを日本に持ち帰って操作しても問題なく動きました。ただ私が購入した5~6本のフィリピン購入版に限ります。ありとあらゆるものが対応できるかはわかりませんが、ランダムで選んだすべてのソフトが利用できたので、ほとんどのソフトは対応しているのではないかと推測しております。
ちなみに日本で売っているPS4ゲーム機をフィリピンに持って行ってフィリピンで買ったソフトを稼働させても変圧器なしでそのまま使えました。こちらも私のPS4で実験済です。
人気新作ソフトの値段は日本の6~8割くらい
この原稿を書いている2018年11月時点で世界的に超人気のFalloutシリーズの『Fallout76』が日本とフィリピンで同時発売されました。
日本のアマゾンは7,109円(スタンダードバージョン)、フィリピン最大手ウェブ通信販売Lazadaでは2,795ペソ(約5,870円、スタンダードバージョン)で販売されています。
フィリピン購入が1,239円ほど安いです。日本アマゾンの約83%の値段です。
フィリピン販売の人気PS4ソフトは1年くらい前までは1,900~2,200ペソ(4,000円~4,620円)が相場でした。2018年に入って大幅値上げをし今は2,500~2,800ペソ(5,250円~5,880円)で推移しています。
2年くらい前にフィリピンでバイオハザード7を買いました。VR対応版で2,100ペソだったと思います。音声字幕とも日本語英語対応です。これなら日本価格の半額以下なのでかなり買って得したと思ったんですが。。。
写真はアンヘレスにあるゲームショップの店頭に並べられてある新作ソフト。2,290~2,750ペソの値札がついております。
店頭販売と通販で購入
フィリピンでゲームソフトを買う方法は主に2種類。ショッピングモールなどのゲームソフトショップで店頭購入されるか、Lazadaのような大手通販ウェブサイトで購入されるかです。
店頭ですと売り出されたばかりの今一番旬の作品がずらりと並びますが、人気ソフトでも年月が経過した者、あまりヒットしなかったものなどは見かけないです。全体的に並べてあるタイトルが少ないです。一方通販では今旬のものから昔のものまで大抵手に入ります。龍が如くシリーズのように海外ではそれほどでもないが日本国内では大ヒットした作品は店頭で見た事がないですが、通販ですと購入できます。
店頭で販売されているのは基本スタンダードエディション1種類。通販ですと、〇〇アニバーサリー、〇〇特典、〇〇デラックス、〇〇同梱セットなど同じソフトでもバラエティーも豊富です。
ただ通販ですと自宅までの宅配なので居住地が定まっていない方はなかなか購入できないというハードルがあります。
フィリピンPS4ソフトを買うか買わないかの考察
最大のデメリットは値崩れしない事
フィリピンの店舗や通販でゲームソフトを買う際に一番注意しなければならないのは発売日から時間が経過してもあまり値崩れしないので時をかければ日本での購入のほうが安くなるという点。
モンスターハンターワールドの場合
たとえば2018年1月に発売されたモンスターハンターワールド。2018年出品ソフトの中では最大のヒット作と言えます。日本アマゾンの販売当初の価格は9,698円。ですがそれから10か月経過した2018年11月の値段は同じアマゾン日本の新品で3,180円まで下がりました。フィリピンショップでの発売当時の店頭価格はわかりませんが(恐らく2,200~2,800ペソの間)、2018年11月時点での販売価格は1,995ペソ(約4,190円)。大幅な値崩れになっていないです。発売当初の値段ならフィリピン店舗で半額程度で買えますがそれから10か月たった今はフィリピンより日本のアマゾンで買った方が安いという結果です。
メタルギアソリッドの場合
メタルギアソリッドグランドゼロとメタルギアソリッドファントムペインをフィリピンの店頭で見かけましたので値段を調べた所それぞれ1,400ペソ(2,940円)でした。超人気ソフトで今も売れていますが、発売がスタートしたのは5年以上前です。
アマゾンでグランドゼロとファントムペインの値段を調べた所二つを1セットで2,980円で販売しています。フィリピンの2本分ですのでアマゾンが半額になります。古いゲームソフトのフィリピン購入はないですね。
デトロイトビカムヒューマンの場合
写真はフィリピン最大手通販Lazadaで販売されているPS4ゲームソフト『デトロイトビカムヒューマン』。2018年5月から販売がスタートしましたが2018年11月時点の価格は2,145ペソ(約4,500円)。発売当初の値段と恐らく大差がないと思います。アマゾン日本の2018年5月のスタート価格は7,452円。2018年11月には5,140円まで下がりました。そして2018年11月に新たにバリューセレクション(お値打ち価格版)というのを出して3,445円で販売しております。日本では時間が経てばたつほど安くなる傾向があります。
日本語対応していないソフトがある
私が今までフィリピンで購入したゲームソフトは4~5本。すべて日本語音声と字幕対応でした。私的にはフィリピン販売のゲームソフトはすべて日本語対応だと勝手に思っていました。
ですがそうでないものもある事を知りました。最近買った『ペルソナ5』は日本語に対応しておらず英語音声、英語字幕のみです。
バイオハザードのように舞台設定がアメリカ、主人公はアメリカ人なら英語のみの設定でも不自然ではありません(バイオハザードは日本語も対応しておりますが。。。)。ですがペルソナ5の舞台は東京。主人公は日本人。
オリジナルの日本語を英語に翻訳する事になりますね。こういう環境ではどうしても不自然さを感じてしまいます。
それとマイナーなデメリットとして同梱の説明書が英語である事が挙げられます。
ソフトを買うタイミングがすべて
ゲーム業界には先行予約というシステムがあります。アマゾン日本でしたら注文したソフトが発売日に配達されますし、PSストアでしたら発売日に自分のPS4機器にダウンロードが始まります。
2019年1月25日発売予定のバイオハザード2リメイク版。私も含めバイオハザードファンにとっては待ち遠しいです。
一日も早くバイオハザード2リメイクをプレイしたい。こういう人たちがフィリピンに滞在していた場合には『買い』です。その時点では日本市場よりだいぶ安いです。
ですが半年や一年待てる人たちはフィリピン価格より日本でもっと安く入手できます。あとでプレイしなくてもなんともない方は買わなくていいです。
発売日にすぐ買えばフィリピンショップのほうが得。発売後数か月待てるなら日本の通販などのほうが得になります。待てるか待てないかの問題ですね。
それと日本のPSストアのダウンロード版も時期経過による値崩れをあまり起こしません。PSストアでダウンロードするよりはフィリピンで購入したほうがお得です。
こちらも日本に帰るまで待てるか、そうでないかの問題になりますね。