マニラ空港(正式名はニノイアキノ国際空港)は4つの別々のターミナルで構成されています。ターミナル間は1~3kmくらい離れておりどこのターミナルに飛行機が着陸するかは航空会社によって決まります。例えばターミナル1の発着はすべて海外です。国内線とはつながっていないのでセブやダバオ、イロイロなど地方都市に移動される場合には国内線が運行するターミナル2、3、4に移動する必要があります。移動時間も考えなければならないのでうっかりすると乗り継ぎの国内線に乗り遅れる場合もございます。本日はマニラ空港に到着され地方都市に国内線で移動される場合の注意点についてまとめました。
国内乗り継ぎのおける車両移動の注意点
マニラ空港に海外から到着され国内線に乗り継ぐためターミナル間の車両移動が必要な場合には国際線到着時間と国内線出発のインターバルを3時間見てください。入国審査、車両移動、国内線手続きなど結構時間がかかります。
ターミナル1
ターミナル1の飛行機はすべて国際線です。セブなどマニラ経由で地方都市に行かれる方はすべて乗り換えが必要です。ターミナル1に到着する日本からの航空会社はJAL、Jet Starが代表的です。
ターミナル1で無料シャトルの移動
ターミナル1に到着して飛行機を降りると入国管理局、バッゲージクレーム(ぐるぐる回っている荷物ピックアップ場所)、税関という手順で進みます。写真は税関前。この建物を出たすぐ右5メートルほどにシャトルバス乗り場があります。
以前は税関を通過した所のドアを出てまっすぐ進み次のドアに出て右に停車しているシャトルバス(写真)にそのまま乗ればよかったですが2020年1月現在乗車方法が変わり受付を通過しなければならなくなりました。
写真は他のターミナル移動用無料シャトルバス乗り場への入り口。税関を通過して自動ドアを出ると直進せずに右斜め2時の方向に進みます。受付の隣に両替所が2店並んでいるのでそちらに向かって進みます。受付では今乗ってきた航空便の半券チケットを見せてターミナル2、ターミナル3など移動先を告げます。
受付を通過すると待合室。無料シャトルバスが来ましたら待合室の出口から乗り込みます。
ターミナル1発着航空会社一覧
Air China (中華国際航空)
Air Niugini (ニューギニア航空)
Asiana Airlines (アシアナ航空)
China Airlines (中華航空)
China Eastern Airlines (中国東方航空)
China Southern Airlines (中国南方航空)
Ethiopian Airlines (エチオピア航空)
Etihad (エティハド航空)
Eva Air (エバー航空)
Gulf Air (ガルフ・エア)
Japan Airlines (JAL)
Jeju Air (チェジュ航空)
Jet Star Asia (ジェットスター)
Korean Airlines (大韓航空)
Kuwait Airlines (クウェート航空)
Malaysian Airlines(マレーシア航空)
Oman Air (オマーン・エア)
Qantas Airlines (カンタス航空)
Qatar Airways (カタール航空)
Royal Brunei (ロイヤルブルネイ航空)
Saudia Airlines (サウディア)
Thai Airways (タイ国際航空)
Tiger Airways (タイガーエアウェイズ)
Turkish Airlines(ターキッシュ エアラインズ)
United Airlines (ユナイテッド航空)
Xiamen Airlines(厦門航空)
上記は2018年1月現在。
ターミナル2
ターミナル2はフィリピンのナショナルフラッグキャリアであるフィリピン航空(および子会社PAL)の専用ターミナルです。フィリピン航空でマニラ経由で地方都市に行かれる場合には1階の国際線に到着し、2階の国内線乗り場に移動すればいいです。
ターミナル2発着航空会社一覧
Philippine Airlines(フィリピン航空)
PAL Express(PAL エクスプレス)
上記は2018年1月現在。
ターミナル2で無料シャトルの移動
無料ターミナル間シャトルバ乗り場へのアクセスはバッゲージクレーム(スーツケースを引き取るローラーがある場所)のフロアの自動ドアを出て左です。自動ドアを背にして左に進んだ突き当たりに上の写真の案内標識が立っています。そこを右折です。右折してまっすぐ進むと突き当たりに無料シャトルバス乗り場の入口があります。
ターミナル1と3に行ってくれます。このシャトルバスを利用するにはフィリピン航空を利用したとする証拠を守衛に見せなければなりません。ですので航空券のチケット半券は捨てずにとっといてください。
ターミナル3
ターミナルはフィリピンLCCの代表格セブパシフィックのホームタウン。こちらはターミナル2のような1航空会社専用ではなく全日空、キャセイパシフィック、デルタなど他の航空会社も発着いたします。
セブパシフィックを利用して国際線と国内線を使う場合には1階到着で2階国内線乗り継ぎです。ただし他の航空会社でターミナル3で到着して国内線に乗り継ぐ場合、ターミナル移動が必要になる事があります。
例えば全日空でマニラ経由でセブに行く場合国内線提携会社はフィリピン航空です。同じターミナル3のセブパシフィックではないのでターミナル2で車両による移動が必要です。
ターミナル3で無料シャトルの移動
ターミナル3の無料ターミナル間シャトルバス乗り場はターミナル3の1階の建物内にあります。外部からターミナル1の正面玄関からはいった場合正面玄関を背にして右、国際線から施設内出口に出た場合には左にまっすぐ行きます。突き当たって左をまっすぐ行きます。すると右側にあります。徒歩時間は正面玄関から3~4分くらいです。1階のあちらこちらに上の写真のような“Terminal Transfer”があります。看板をたどっていけばたどり着けます。
ターミナル3発着航空会社一覧
Air Asia(エアアジア)
All Nippon Airways(全日空)
Cathay Pacific (キャセイパシフィック航空)
Cebu Pacific Air(セブパシフィック航空)
Delta Air(デルタ航空)
Emirates Airlines(エミレーツ航空)
KLM Royal Dutch Airlines(KLMオランダ航空)
PAL Express(PAL エクスプレス)
Singapore Airlines(シンガポール航空)
上記は2018年1月現在。
ターミナル4
日本からの国際線到着+国内線乗り継ぎのセットをいままで見たことがありません。エアーアジアゼスト、セブパシフィックの一部、スカイジェットエアーの発着地で主に国内線を運行いたしす。セブからマニラにエアーアジアを利用してこられる日本人の方がたまにおられますが、日本人のターミナル4の需要は少ないと思います。一度パラワン往復で使った事があります。
ターミナル4発着航空会社一覧
Air Asia Zest(エアアジア・ゼスト)
Cebu Pacific(セブパシフィック航空)
Skyjet(SkyJet Airlines)
上記は2018年1月現在。
出典:ニノイアキノ国際空港ホームページ
無料シャトルを利用する際の注意点
2017年秋の事です。ターミナル1で午前零時30分に国際線出発予定。セブからマニラにセブパシフィックで移動しターミナル3到着。午後10時5分にターミナル3の無料シャトルバスに乗ろうとしたところ次のバスは午後11時20分出発なので間に合わないからタクシー移動を勧められました。その前の旅で同じ無料バスカウンターで確認した所ターミナル間無料シャトルバスは24時間毎時間出ているとの説明でした。でも実際にはそうでなかった。フィリピンらしいです。無料シャトルを利用されるなら時間的な余裕があったほうがいいです。
上の写真はターミナル3の無料シャトルバス入口の受付です。