本日は犯罪多発地帯、夜の街、ギャンブルの街などいろいろ不名誉な名称があるマニラ・マラテ地域にある高級ホテルの宿泊レポートです。
宿泊ホテルの正式名はAGニューワールドマニラベイホテル。ニューワールド系ホテルはマカティとマラテの二つがあり両方とも泊まりましたが、ホテル周辺徒歩圏内で優雅に過ごしたいのであればマカティ、ナイトアクティビティを楽しみたいのであればマラテという印象を持ちました。マラテのニューワールドは27階の高層ビルで1階はギャンブルカジノ遊技場となっております。
立地
マップが示すようにAGニューワールドはマニラ湾岸のすぐ近くに位置します。マニラ古都イントラムロス、オーシャンブルーパーク(水族館)、チャイナタウン、一日20万人が訪れるマンモスショッピングセンターモールオブエイジア、日本大使館などが近いです。
ホテル近辺
マニラ湾
ホテルから湾岸まで徒歩2~3分です。ホテルのダイニング兼レストランはガラス張りになっているのでそこからもマニラの夕陽がよく見えます。フィリピンの人たちはマニラ湾の夕陽が世界一美しいと自慢します。
治安のいいところではありませんので散歩には注意が必要ですが、明るい時間でしたらだいぶリスクが減ります。
ホテル付近から湾岸まで徒歩で移動される様子がYou Tubeにアップされていたのでご紹介いたします。今回宿泊したホテルのすぐ近くです。
ホテル周辺
AGニューワールドの目の前にナイトクラブの雑居ビルがあります。Sachi、Yokoなど日本人男性をターゲットにしているお店のようです。
朝周辺の散歩から戻るとホテル玄関からすごく綺麗な22~23歳の女性が出てきました。朝帰りなのでしょう。すれ違いざま私に声をかけてきましたが無視してホテルに入ります。ちょっと動揺しました。
夜にホテル周辺を歩くとあちこちにネオンが点在しています。ナイトクラブや出会い系クラブです。
You TubeにLAカフェというマラテで非常に有名な遊び場の様子がアップされておりましたので添付します。ホテルのすぐ近くです。私も友達とここに入った事があります。
ホテルから徒歩2分くらいのところにロビンソンという大型チェーンスーパーがあります。一風堂やココイチカレーなどの支店も中にあります。4階には偽ブランド品専門の大型販売コーナーがあります。ロビンソンの向かい側の小道に入るとRitzという日本風のサウナもあります。
ホテル近くのスリ事件
AGニューワールドホテルを南北に区切るM.H. Del Pilarストリートで2017年12月に窃盗事件が発生し、その様子を防犯カメラがとらえていました。犯行シーンはYou Tube映像30秒あたりです。被害者は日本人と見られ25万ペソ(55万円)の現金とパスポートを盗まれたとの事。日本人が白昼にスリ被害、歓楽街を無防備に歩くとこうなる
犯人はまだ捕まっていない模様。
私が今回AGニューワールドに宿泊したのはこの事件から1ヶ月くらい後です。場所は特定できませんが日本語の記事ではLAカフェの近くと推測されておりましたのでもしそうならホテルからアメリカ大使館寄りの徒歩3~5分くらいのところだと思われます。
ホテルの施設およびサービス
室内
このホテルに泊まった理由はビジネス会議に参加するため日本からやってきた友人が予約をとってくれたから。友人が支払ってくれたので一泊いくらかはわかりませんがネット上で料金を見ると12,000~13,000円です。セブ東横インの3倍以上します。フィリピンを代表する高級ホテルである事は間違いないでしょう。
お部屋はゆったりしていて机も2つ別々にセットしてあり、ネット環境もいいので、ここで仕事をする事もできます。
シャワーの水圧は強いです。お湯も熱く調整できます。使い捨てシャンプー、リンス、ボディーソープ、ひげそり、歯ブラシ、歯磨き、タオル、ドライヤーなど基本的なものは揃っています。
プール
AGニューワールドは27階建て高層建物です。お部屋の窓からプールが見えます。たぶん5階か6階にあると思いますがプール場には行っておりません。
ラウンジ
AGニューワールドの優秀な点はラウンジです。食事が豪勢な事もありますが、朝も夜も無料提供サービスが行われているのが嬉しいです。夜お酒やワインなども無料で提供されます。
洋食、和食どちらも用意されております。夜は酒類の他に生ハム、チーズなどのおつまみ類もいろいろ揃えてあります。
朝と夜のラウンジダイニング・サービスはAGニューワールドマカティでも実施されている事をあちらで宿泊した際に確認しました。
ダイニングでは一面に広がるマニラ湾を眺める事ができます。
ホテルへのアクセス
マラテのAGニューワールドへのアクセスはタクシーからがいいです。徒歩10~15分にペドロヒルという電車駅がありますが、治安がいい地帯ではないのでおすすめいたしません。空港からですと渡航前に予約をしていればホテルの車で迎えに来てくれます。
水族館、インストラムロス、モールオブエイジアへのアクセスが非常に便利なニューワールドですが、そちらに移動される場合には宿泊客をあてにしてホテル前に待機しているタクシーに乗ればいいです。AGニューワールドには待ち合わせ場所も兼ねて何度か行った事がありますが、ホテル前によくタクシーが停車しています。
今回、待機しているタクシーに近寄ろうとしたところ物売りの男性が私に近寄ってきました。売りつけようとする商品はiPhoneの最新機種です。明らかに盗品でしょう。売値を聞いたところ2万ペソ(44,000円)でした。日本では10万円くらいで取引されているので半値以下です。ただ最初から盗品は買うつもりがなかったので立ち去ろうとすると『いくらなら買う?』と言ってきました。値切ろうと思えば35,000円くらいまで落とせるとは思いますが黙って立ち去りました。
おわりに
ナイトアクティビティ、観光、ギャンブルを楽しみたいという男性であればマラテのニューワールドでいいかもしれませんが、カップル、家族連れなどにはおすすめできません。同じ値段で同じサービスのマカティのニューワールドをおすすめいたします。どうしても治安の部分が頭にひっかかります。銀座の表通りと歌舞伎町の裏通りくらいのギャップがあるように思えます。ただレストランや物の値段はマラテのほうがマカティよりはだいぶ安いです。