フィリピン人の友人の娘さんの結婚式に参加いたしましたのでその様子を報告いたします。2017年12月17日日曜日。結婚式は午前10時から11時30分。昼食披露宴が午後12時から13時30分まで。場所はマニラ北130kmにあるターラックにある教会。新郎の故郷です。
招待状
まずは結婚式の招待状を受け取ります。招待された人の名前、結婚式の会場、日時が書かれています。
招待状の色はグリーン。これは当日のカラーです。参加者になるべくグリーンの服を着るよう促しています。そのたイエロー、ブルー、ブラウンなどがあります。色は新郎新婦が決めます。
場所
場所はターラックの郊外。マニラ北西130km。130kmですと東京から宇都宮、甲府、銚子、山中湖くらいの距離になります。言語はマニラで使うタガログ語ではなくイロカノ語です。
同じフィリピン人なのにこんな近距離ですでに言語が違う事に驚きます。フィリピン人同士のコミュニケーションを成立させるため英語が公用語として取り入れられた必要性を実感いたします。
式典の流れ
結婚式は参加者と新郎新婦の入場、牧師の説教、新郎新婦の誓いと指輪の交換が主な内容です。時間にして入場イベントが15分、牧師の説教が50分、新郎新婦の誓いが20分ほどです。
入場
午前10時に参加者が式場となる教会の中に2名ひと組で入場していきます。メンデルスゾーンの『結婚行進曲』が流れています。
入場イベントは15分ほどつづき最後にこの日の主役である新郎新婦が登場します。新郎は20歳、新婦は22歳です。この日の参加者数は目算ですが大体150名ほど。
説教
牧師が語る言葉はイロカノ語ではなくタガログ語です。ですがタガログ語でも私にはわかりません。
愛の誓い
永遠の愛を誓う新郎。ちなみにフィリピンはカトリックの国。一度結婚すると簡単には離婚できません。
ゴッドファザーになる
結婚式典が終了すると記念写真撮影会となりますが一番最初に呼ばれるのはゴッドファザー達。
ゴッドファザーはカトリックでの洗礼時の代父(名付け親)という意味ですが、フィリピンではそこまで厳格なものではなく、新夫婦にいくらか寄付をする人たちの事です。大きな金額ではなく数百円から数千円くらいです。
私も新婦の母から頼まれゴッドファザーの一人になります。ドキュメントにサインし、いくばくかの寄付をします。
披露宴
結婚式典後に教会からすこし離れた野外大型テントで昼食披露宴がありました。新郎新婦が両親に花束を贈呈し、幾名かがスピーチするくらいで特別な催し物はありません。
お酒は出ません。テーブルに並べられているのは肉料理、サラダ、白米、フルーツ、ソフトドリンクなどです。
最後に新郎新婦の写真が貼られている置物とシャンパングラスの記念品が参加者に配られお開きとなります。終了時間は午後13時30分。