乗合タクシーに乗ろうとして失敗した私のドジな話

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2017年の春だったと思いますが、クラークから空港までの乗合空港タクシーを使おうとして失敗した私のドジな話を紹介します。

DAUバスターミナルにて

DAUバスターミナル正面玄関
当時はPPTP直行バスがまだ開通しておりませんでしたのでクラーク・アンヘルスからマニラ国際空港に移動する手段はDAUというバスターミナルから長距離バスに乗ってマニラのパサイかクバオのバスターミナルでタクシーに乗るのが一般的な移動方法でした。
この日マニラまでの長距離バスに乗るためDAUに到着。この日はちょっと疲れていたのでマニラ空港までの乗り合いタクシーの呼び込み屋の叫び声に釣られてつい声をかけてしまいます。

呼び込み屋:Taxi!Taxi!
:マニラ空港第2ターミナルまでいくらですか?
呼び込み屋:へい、いらっしゃい。乗り合いタクシーで1,000ペソです。
:すぐ出ますか?
呼び込み屋:はい。すぐ出発します。こちらへどうぞ。

彼について行きます。乗り合いタクシーの相場はフィリピン人でも900~1,000ペソ。彼がぼったくっていない事はわかっています。今までDAUからの乗合タクシーを利用した事がなかったので興味も有りました。
ちなみにDAUから長距離バスでマニラのバスターミナルまで移動し、そこからタクシーで空港まで移動する場合のタクシー料金相場はパサイ経由だとバス+タクシーで合計400ペソ、クバオ経由だと合計650ペソくらいです。

乗り合いタクシー車内で1時間待たされる

乗り合いタクシーの車内

乗り合いタクシーに連れて行かれると口利き料として呼び込みに20ペソ(44円)を支払います。車内に入ると誰もいません。嫌な予感。口利きに空港までの1,000ペソを請求されますが、出発直前まで支払わないと私は拒否します。
この1,000ペソから数100ペソが紹介手数料としてタクシー運転手から呼び込みに手渡されます。
車内はエアコンがガンガン効いているので快適。本を読みます。そうこうしているうちに3名入ってきます。でも出発しません。車内に待機してから1時間が経っています。
しびれを切らせて外にでて口利き野郎に『すぐに出発しているといったのにどうなってるのよ』と言うと『あと一人で5人になる。最低出発人員だ。すぐに集まるよ。』
話が違うでしょとさらに詰め寄る私。『どうしても今行きたいなら残り1人分の1,000ペソをあんたが補填してくれたらすぐ出発できるよ』と言ってきたので、さすがにむかーっとして『ふざけるな、なんとかしろよ!』と私もやり返します。
『すぐに出ます』という答えをまともに受けて信じた所に私の愚かさと甘さがありました。とりあえず客を確保して、運がよければすぐ出発させるし、そうでなければ待たせるというフィリピン人呼び込みの適当な感覚を忘れていました。


上記写真は乗り合いタクシーと運転手のジュモンさん。DAUバスターミナルを拠点に毎日マニラ市内とマニラ空港を1~2往復しているそうです。彼はひとつも悪くありません。

一般タクシーで移動しようとするが。。。


『わかった、わかった。ではこうしよう。裏にタクシーが待機している。それで空港まで1,500ペソでどう?』
DAUバスターミナルにはたまにですがマニラからアンヘルスまで客を乗せた後マニラの戻る途中にマニラ行きの客を拾うために待機しているタクシーがあります。値段の相場は1,500ペソ。マニラからクラークに行く値段の半額です。たとえ半額料金でも高速道路代やガソリン代を考えると空のタクシーでマニラに戻るよりマシという考え方です。過去4~5回利用した事があります。ただいつもDAU周辺にいるわけではありません。
呼び込み屋の口車に乗せられて大通りまでノコノコついていきます。するとタクシーは待機しておりません。
『どこにタクシーがいるんだよ?』『あっちにいるからすぐここに連れてくるよ』と行って消えます。

待つ事20分。彼は来ません。タクシーが待機しているというのはその場しのぎの言い訳で、マニラ行きの空車タクシーをあてもなく探しているのでしょう。一般タクシーは諦めて乗り合いタクシーの停車場に戻りましたがすでに出発した後。踏んだり蹴ったりです。
結局長距離バスでクバオまで行きそこからタクシーで空港まで移動しました。
斡旋口利き男(顔はマスクでカバー)

写真の真ん中のブルーのシャツを着ている人が噂のテキトー男です。人を騙すような悪い人間ではないと思いますが、今後この人とかかわり合いを持つことはないでしょう。

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